2025-08-23 18:13 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは、世界的に有名な名探偵。ある日、由緒ある王室から緊急の依頼が舞い込みました。「王室の至宝、太陽王の王冠が盗まれたのです!犯人を突き止めてください!」
王室に到着したあなたは、事件の概要を聞きます。
- 王冠は、厳重に警備された王室の宝物庫に保管されていた。
- 昨日までは確かにあった王冠が、今朝になって忽然と姿を消した。
- 宝物庫の扉は施錠されたままで、こじ開けられた形跡はない。
- 宝物庫に通じる隠し通路や抜け穴も存在しない。
-
昨日、宝物庫に出入りしたのは、以下の4人の人物のみ。
- 侍従長: 王室に長年仕える忠実な人物。王冠の管理責任者。
- 宝石商: 王冠の状態を確認するため、定期的に宝物庫を訪れる。
- 歴史学者: 王冠に関する論文を執筆するため、資料を閲覧。
- 清掃員: 毎日宝物庫を清掃する。
あなたは4人から事情聴取を行いました。
- 侍従長: 「私は昨日、午後3時に王冠の状態を確認し、異常はありませんでした。その後は宝物庫に入っていません。」
- 宝石商: 「私は昨日、午前10時に王冠の鑑定を行いました。特に変わったことはありませんでした。」
- 歴史学者: 「私は昨日、午後1時から3時まで宝物庫で資料を読んでいました。王冠も目にしましたが、特に何もしていません。」
- 清掃員: 「私は昨日、午前9時に宝物庫を掃除しました。王冠には触れていません。」
さらに調査を進めると、以下の事実が判明しました。
- 宝物庫には監視カメラが設置されているが、昨日は故障していた。
- 宝物庫の鍵は、侍従長が常に所持している。
- 宝物庫の内部は完全に密室であり、外部から侵入することは不可能。
あなたは、限られた情報の中から、犯人を特定しなければなりません。
問題
上記の証言と事実から、最も可能性の高い犯人は誰でしょうか? そして、どのようにして王冠を盗んだのでしょうか?
解答
犯人:侍従長
トリック:
侍従長は、王冠の管理責任者であり、宝物庫の鍵を常に所持しています。監視カメラが故障していたことも知っていたはずです。
彼は、宝石商が鑑定を終えた午前10時以降、歴史学者が資料を読み始める午後1時までの間に、一度宝物庫に入り、王冠をレプリカとすり替えた可能性があります。そして、午後3時に王冠の状態を確認した際には、すでにレプリカになっていた王冠を見て、「異常はありませんでした」と証言したのです。
彼は、その後も鍵を所持しているため、誰にも疑われることなく王冠を持ち出すことが可能です。
論理的根拠:
- 侍従長は、鍵を持っている唯一の人物であり、宝物庫へのアクセスが容易です。
- 監視カメラが故障していたため、犯行が発覚するリスクが低いと考えられます。
- 他の3人の証言に矛盾はなく、犯行を疑う根拠が見当たりません。
これらのことから、侍従長が最も可能性の高い犯人であると結論づけられます。