2025-08-22 20:12 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:消えた王冠
物語
あなたは名探偵。ある日、由緒ある王国から緊急の依頼が舞い込みました。「王国の象徴である王冠が、厳重に警備された王宮の宝物庫から忽然と姿を消した」というのです。
現場の状況は以下の通りです。
- 宝物庫には、王、王妃、王子、王女、そして警備隊長の5人しか入ることができません。
- 宝物庫の扉は、特殊な暗号を入力しなければ開けることができません。暗号を知っているのは王のみです。
-
王冠が消えた日の夜、5人はそれぞれ以下のように証言しました。
- 王: 「私は暗号を入力して扉を開け、皆と宝物庫に入った。王冠を見た後、すぐに執務に戻った。その後、誰も宝物庫には入れていない。」
- 王妃: 「私は王冠をじっくりと眺め、その美しさに感動した。その後、庭園でバラの手入れをしていた。」
- 王子: 「私は王冠には興味がなく、ゲームに夢中だった。宝物庫では、少しだけ王冠を見た気がする。」
- 王女: 「私は王冠の写真を撮りたかったけれど、許可が下りなかった。だから、少し離れた場所から王冠を見ていただけです。」
- 警備隊長: 「私は常に扉の前で警備をしていた。誰も宝物庫から出るのを見ていない。」
- しかし、あなたはすぐに5人の証言の中に矛盾があることに気づきました。
問題
上記の証言から、王冠を盗んだのは誰でしょうか? そして、どのようにして王冠を盗むことができたのでしょうか? 矛盾点に着目し、論理的に推理してください。
解答
犯人: 王女
トリック:
- 矛盾点の発見: 警備隊長の「誰も宝物庫から出るのを見ていない」という証言と、王の「私は執務に戻った」という証言が矛盾しています。つまり、王は嘘をついていることになります。
- 王の嘘の意味: 王が嘘をついているということは、王が宝物庫から出ていないか、もしくは警備隊長が嘘をついているかのどちらかです。しかし、警備隊長は常に扉の前にいたと証言しているので、王が宝物庫から出ていない可能性が高いです。
- 王女の証言の利用: 王女は「王冠の写真を撮りたかったけれど、許可が下りなかった」と証言しています。つまり、王女は写真を撮るための準備をしていたと考えられます。
- 王女の犯行: 王女は、王冠の写真を撮るふりをして、事前に用意していた小型のレプリカと王冠をすり替えたと考えられます。そして、本物の王冠を隠し持ち、誰にも気づかれずに宝物庫から出ることができました。レプリカとすり替えたので、他の人は王冠が無くなった事にすぐには気付けなかった。
結論: 王女は、写真を撮るふりをして王冠をレプリカとすり替え、盗み出すことに成功したと考えられます。王は、王女が盗んだ事に気付いていたが、王女をかばうために嘘の証言をしたと考えられます。