2025-08-21 07:15 の謎
毎日謎解き:古書店と秘密の暗号
【物語】
あなたは、街の片隅にひっそりと佇む古書店「言の葉堂」の常連客。店主のお爺さんは、いつもニコニコと穏やかで、珍しい本の話を聞かせてくれる。ある日、店を訪れると、お爺さんは困った顔をしていた。
「実は困ったことが起きてね。大切にしていた蔵書の中から、一冊の本が見当たらないんだ。それだけならまだ良いんだが、どうやらその本には、特別な暗号が隠されているようなんだ。」
お爺さんは、一枚の紙切れを差し出した。それは、紛失した本のページから破り取られたものらしい。紙には、いくつかの記号と数字が書かれていた。
【問題】
お爺さんから渡された紙切れには、以下の記号と数字が書かれていました。
A = 1
B = 2
C = 3
D = 5
E = 8
F = 13
? = 34
この法則に従って、「?」に入るアルファベットを答えてください。 また、この暗号が示すメッセージを解読し、お爺さんに伝え、失われた本を見つけ出す手伝いをしてください。
メッセージ:
1-2-15-6-8 11-8-3-13 4-21-5-5-18
解答
まず、与えられた記号と数字の関係性を見てみましょう。
A=1, B=2, C=3, D=5, E=8, F=13… と並んでいます。
これは、フィボナッチ数列になっていることが分かります。フィボナッチ数列とは、前の2つの数字を足して次の数字を作る数列のことです。
1 + 2 = 3 (C) 2 + 3 = 5 (D) 3 + 5 = 8 (E) 5 + 8 = 13 (F) 8 + 13 = 21 (G) 13 + 21 = 34 (H)
したがって、「?」に入るアルファベットは H です。
次に、暗号のメッセージを解読します。
1-2-15-6-8 11-8-3-13 4-21-5-5-18
それぞれの数字に対応するアルファベットを当てはめると、以下のようになります。
- 1 = A
- 2 = B
- 3 = C
- 5 = D
- 6 = 該当するアルファベットはない
- 8 = E
- 11 = 該当するアルファベットはない
- 13 = F
- 15 = 該当するアルファベットはない
- 21 = G
フィボナッチ数列にない数字が使われているため、別の法則を考える必要があります。
アルファベットと数字の対応をもう一度確認すると、A=1, B=2, C=3, D=5, E=8, F=13, G=21… という関係性が見えてきます。
数字はフィボナッチ数列ですが、アルファベットは順番通りです。 つまり、A=1, B=2, C=3, D=4, E=5, F=6, G=7, H=8… という関係性が隠されています。
この法則に従って数字をアルファベットに変換すると、以下のようになります。
1-2-15-6-8 11-8-3-13 4-21-5-5-18
= A B O F H K H C M D U E E R
スペースを考慮して単語に区切ると
A BOOK K H C M D U E E R
さらに並び替えて文章にすると
“A BOOK HIDES UNDER” (本は〜の下に隠されている)となります。
お爺さんに伝えると、お爺さんはハッとした顔で言いました。「そうか!あの本はいつも、暖炉の下に隠してあったんだ!」
暖炉の下を探すと、本当に本が見つかりました。本には、古書店の歴史や、隠された財宝の場所が記されていたのです。
おめでとうございます!あなたは暗号を解き明かし、失われた本を見つけ出すことに成功しました!