2025-08-21 00:53 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた宝石
物語:
あなたは名探偵だ。ある日、大富豪のミスター・スミスから依頼が舞い込んだ。「コレクションの宝石が盗まれた!犯人を突き止めてくれ!」
スミス邸に到着すると、メイドのアン、執事のジョン、庭師のピーターが出迎えてくれた。話を聞くと、宝石が盗まれたのは昨夜の午後8時から9時の間。その時間帯、3人はそれぞれ異なる場所にいたという。
- アン:「私はキッチンで夕食の準備をしていました。誰も見ていませんが、ずっとキッチンにいました。」
- ジョン:「私は書斎でミスター・スミスのために書類整理をしていました。書斎には私以外誰もいませんでした。」
- ピーター:「私は庭でバラの手入れをしていました。誰もいませんでしたが、懐中時計を見ていたので時間も正確です。」
しかし、調査を進めるうちに、以下の事実が判明した。
- 宝石は厳重な金庫に保管されており、金庫を開けるには特殊な暗証番号が必要。暗証番号を知っているのはミスター・スミスだけ。
- 昨夜、スミス邸では停電が発生し、午後8時30分から8時45分までの15分間、電気が止まっていた。
- 停電の間、金庫室の監視カメラも停止していた。
- 金庫室には窓がなく、扉は内側からしかロックできない。
- ミスター・スミスは昨夜、午後7時に寝室へ行き、朝まで一度も起きていないと証言している。
- 停電時、懐中電灯を持っていたのはジョンだけである。
謎:
宝石を盗んだのは誰だろうか? そして、どのようにして盗んだのだろうか?
解答
犯人: ジョン
トリック:
- ジョンは停電時に懐中電灯を持っていたため、暗闇の中でも金庫室で行動できる唯一の人物である。
- ジョンは書斎で書類整理をしていたと証言しているが、停電時に懐中電灯を使って金庫室に侵入し、金庫を開けることが可能だった。
- 金庫の暗証番号を知っていたのはミスター・スミスだけだが、ジョンは書斎で書類整理をしていた際、暗証番号が書かれた書類を見つけることができた可能性がある。
- 停電中に金庫を開け宝石を盗み、書斎へ戻ればアリバイは成立する。
- 金庫室の扉は内側からしかロックできないため、ジョンは金庫から出た後、内側から扉をロックし、監視カメラが停止している間に書斎に戻ったと考えられる。
- アリバイ作りの為、他の人物は誰も見ていないという証言をしている。
論理性:
- ジョンが懐中電灯を持っていたことが、停電中の行動を可能にする唯一の手がかりとなる。
- 書斎での書類整理という状況が、暗証番号を知る機会を与えている。
- 金庫室の構造と停電という状況が、密室トリックを可能にしている。
- 他の人物のアリバイを崩す証拠はないが、犯行を可能にする手段を持っていたのはジョンだけである。