2025-08-19 00:56 の謎
謎解き問題:消えた王冠の行方
【プロローグ】
あなたは名探偵。ある日、豪華絢爛な城に招かれました。この城では、明日の記念式典で披露される予定の、国宝である「太陽の王冠」が盗まれてしまったのです。
城の主である国王は、悲しみに暮れています。「明日の式典までに、どうか王冠を見つけてほしい!」と懇願されました。
【手がかり】
城には、事件当時、以下の5人がいました。
- 国王: 王冠を誰よりも大切に思っている。事件当時、自室で書類に目を通していたと証言。
- 王妃: 美しいものが好きで、王冠にも強い関心があった。事件当時、庭園でバラの手入れをしていたと証言。
- 王子: やんちゃな性格で、城内を駆け回ることが好き。事件当時、地下の倉庫で隠れて遊んでいたと証言。
- 執事: 城の全てを知り尽くしている。事件当時、食堂で明日の式典の準備をしていたと証言。
- 庭師: 王妃に仕え、庭の手入れをしている。事件当時、庭園で王妃と共にバラの手入れをしていたと証言。
聞き込みの結果、以下の証言が得られました。
- 食堂からは、地下倉庫へ続く隠し通路がある。
- 庭園からは、王の私室へ続く抜け道がある。
- 犯人は、必ず王冠に触れているはずだ。
- 王冠が盗まれた時間帯、城に出入りした者はいない。
- 国王は、事件後、一度も自室から出ていない。
- 庭師は花粉症で、バラに触るとくしゃみが止まらなくなる。王妃と庭師は、事件当時庭でバラの手入れをしていたが、庭師は一度もくしゃみをしていなかった。
- 王子は地下倉庫で遊んでいた際、食堂へ続く隠し通路を見つけ、少しだけ中を覗いたと証言した。
【問題】
以上の情報から、太陽の王冠を盗んだ犯人を特定してください。
解答
犯人は王妃です。
【解説】
- 庭師のアリバイ崩し: 証言6より、庭師は花粉症であるにも関わらずくしゃみをしなかったため、バラの手入れをしていなかった可能性が高い。王妃と庭師は共謀してアリバイを作ろうとした可能性が出てきた。
- 王子のアリバイ崩し: 王子は隠し通路を覗いただけで、王冠に触れていないので犯人ではない。
- 国王のアリバイ崩し: 証言5より、国王は自室から出ていないため、犯人ではない。
- 執事のアリバイ崩し: 執事は食堂にいたため、地下倉庫へ続く隠し通路を使ったとしても、王子が証言しているため王冠に触れていないので犯人ではない。
- 王妃の犯行: 庭師のアリバイを崩したことから、庭園にいた王妃が抜け道を通って国王の部屋に侵入し、王冠を盗んだと考えられる。王妃は美しいものが好きで王冠に関心があったという証言も、動機を裏付ける。
以上のことから、最も可能性が高いのは王妃です。