2025-08-18 06:19 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
【物語】
あなたは腕利きの探偵。ある日、依頼人のマリア王女が青ざめた顔であなたの事務所に駆け込んできました。
「大変です!王室の王冠が盗まれてしまったのです!」
王女の話によると、王冠は厳重な警備の施された王宮の宝物庫に保管されていたはずでした。しかし、今朝になって王冠が消えていることに気づいたのです。
「犯人はきっと内部の人間ですわ。外部の者が侵入できるはずがありません」
王女はそう言います。容疑者は3人に絞られました。
- セバスチャン:王室に長年仕える執事。冷静沈着で信頼も厚い。
- イザベラ:王女の従姉妹。王位継承権を争っており、王女を妬んでいるという噂もある。
- アルフレッド:宝物庫の警備を担当する衛兵。最近、ギャンブルで多額の借金を作ったらしい。
あなたは3人に事情聴取を行いました。
- セバスチャン:「昨夜はいつも通り、夜の紅茶を用意し、王女様におやすみなさいを告げた後、自室に戻りました。王冠については何も知りません。」
- イザベラ:「昨夜は友人と劇場に行っていました。アリバイなら証明できますわ。王冠を盗む理由なんてありません。」
- アルフレッド:「昨夜は宝物庫の警備をしていました。異常はありませんでした。眠気覚ましに何度かコーヒーを飲みましたが…。」
さらに調査を進めると、以下の事実が判明しました。
- 宝物庫の扉はロックされており、鍵を持っているのは王女とアルフレッドのみ。
- セバスチャンの部屋からは、王室御用達の紅茶とは違う銘柄の紅茶が見つかった。
- イザベラが劇場に行ったという証言は、友人によって裏付けられた。
- アルフレッドはコーヒーが好きだが、カフェインに弱く、飲むと必ず眠れなくなる。
これらの情報から、王冠を盗んだ犯人を推理してください。
解答
犯人:アルフレッド
理由:
- アルフレッドは宝物庫の鍵を持っており、侵入の機会があった。
- 彼はカフェインに弱いため、眠気覚ましにコーヒーを飲んだという証言は不自然。本当に警備をしていたのなら、眠ってしまい職務を全うできなかったことになる。
- 借金という動機もある。
消去法による推理:
- イザベラはアリバイがあり、犯人ではない。
- セバスチャンは、普段飲んでいる紅茶と違う銘柄の紅茶を所持していたことが怪しいが、王冠を盗む直接的な証拠にはならない。それに、宝物庫の鍵を持っていないため、物理的に侵入が難しい。
これらのことから、アルフレッドが鍵を使って宝物庫に侵入し、王冠を盗んだと推測するのが最も合理的である。