2025-08-16 21:10 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の行方
物語
あなたは名探偵。ある日、王室から緊急の依頼が入りました。それは、明日の戴冠式で使用されるはずの王冠が、厳重に警備された王宮の一室から消えてしまったというのです。
王宮には、王様、王妃、王子、王女、そして4人の忠実な家臣(A、B、C、D)がいます。事件当時、それぞれの人物は以下の証言をしました。
- 王様: 「私は書斎で執務をしていました。誰も見ていません。」
- 王妃: 「私は庭園でバラの手入れをしていました。家臣Aを見かけました。」
- 王子: 「私は自室で読書をしていました。誰も見ていません。」
- 王女: 「私は音楽室でピアノを弾いていました。家臣Cを見かけました。」
- 家臣A: 「私は王妃様のお手伝いをしていました。家臣Bが廊下を歩いているのを見ました。」
- 家臣B: 「私は厨房で夕食の準備をしていました。誰も見ていません。」
- 家臣C: 「私は武器庫の整理をしていました。誰も見ていません。」
- 家臣D: 「私は自分の部屋で休憩していました。誰も見ていません。」
さらに、以下の情報が分かっています。
- 王冠が保管されていた部屋に入れるのは、王族と家臣A、Bのみです。
- 犯人は一人です。
- 犯人は嘘をついています。
- 王族は絶対に嘘をつきません。
問題
王冠を盗んだのは誰でしょうか?そして、なぜそう言えるのでしょうか?
解答
王冠を盗んだのは家臣Bです。
理由
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容疑者の絞り込み: 王冠を保管されていた部屋に入れるのは王族と家臣A、Bのみなので、容疑者は王族、家臣A、家臣Bに絞られます。
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王族の除外: 王族は嘘をつかないため、王様、王妃、王子、王女は容疑者から除外されます。
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家臣Aの証言の分析: 家臣Aは「家臣Bが廊下を歩いているのを見ました」と証言しています。
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家臣Bの証言の分析: 家臣Bは「厨房で夕食の準備をしていました。誰も見ていません」と証言しています。
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矛盾の発見: もし家臣Bが厨房にいたのなら、家臣Aの証言は嘘になります。しかし、犯人は一人しかおらず、王族は嘘をつきません。そして、家臣Aが犯人でないとしたら、家臣Aの証言が嘘であるという矛盾が生じます。
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真相: 家臣Bが嘘をついているとすると、家臣Bは厨房にはおらず、廊下を歩いていたことになります。そして、王冠を盗むことが可能な人物は、王族と家臣A,Bのみ。王族とAは犯人ではないため、犯人は家臣Bとなります。