2025-08-16 15:10 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の宝石
問題
あなたは名探偵。今日は王室から緊急の依頼が入りました。
「大変です! 王冠から宝石が盗まれました!」
王室の警備は厳重で、外部からの侵入は不可能。つまり、犯人は内部にいることになります。容疑者は以下の4人です。
- アーサー: 王室に長年仕える執事。几帳面で仕事熱心だが、最近ギャンブルにハマっているという噂も。
- ベアトリス: 王女の侍女。王女とは幼馴染で、信頼も厚い。しかし、王女への嫉妬心を抱いているという証言も。
- セドリック: 王室の庭師。花の手入れに情熱を注ぐ一方で、過去に窃盗の前科がある。
- ドロシー: 王室専属の宝石商。宝石に関する知識は誰よりも豊富だが、最近経営難に苦しんでいる。
あなたは4人から話を聞きました。
- アーサー: 「私は午前中はずっと書斎の掃除をしていました。王冠のことは何も知りません。」
- ベアトリス: 「私は王女様とずっとお茶をしていましたわ。王冠のことなんて気にもしていませんでした。」
- セドリック: 「私は庭でバラの手入れをしていました。盗みなんてとんでもない。」
- ドロシー: 「私は宝石のメンテナンスをしていました。王冠は見ていません。」
さらに調査を進めると、以下の事実が判明しました。
- 犯人は嘘をついている。
- 犯行が行われたのは午前中である。
- 王冠の宝石は、庭で使われるハサミで無理やり外された。
- 王女は午前中、ベアトリスとずっとお茶をしていた。
これらの情報から、犯人を特定してください。
解答
まず、事実4よりベアトリスの証言は真実だとわかる。なぜなら、王女がベアトリスと午前中にお茶をしていたという事実は、ベアトリスが王冠の盗難に関与していなかったことを証明するからだ。したがって、ベアトリスは容疑者から外れる。
次に、事実3より、犯人は庭で使われるハサミを使用したことがわかる。セドリックは庭師であり、ハサミを使う機会があった。しかし、セドリックは「盗みなんてとんでもない」と言っており、もし彼が犯人なら嘘をついていることになる。
ここで、アーサーの証言を見てみよう。「私は午前中はずっと書斎の掃除をしていました。王冠のことは何も知りません。」アーサーは午前中書斎にいたと証言しているが、書斎でハサミを使う理由がない。もし彼が犯人なら、この証言は嘘になる可能性が高い。
ドロシーは宝石商であり、宝石の知識は豊富だが、庭のハサミを使う理由は考えにくい。また、「王冠は見ていません」という証言は、犯行時間帯に王冠に近づいていないことを示唆している。
セドリックが嘘をついていると仮定すると、彼は盗みを犯したことになる。庭師である彼がハサミを使った可能性は高い。また、彼の過去には窃盗の前科があるという情報も、彼が犯人である可能性を高める。
一方、アーサーが嘘をついていると仮定すると、彼は書斎にいなかったことになる。しかし、彼が庭のハサミを使って宝石を盗む動機や機会はセドリックほど明確ではない。
ドロシーが嘘をついていると仮定すると、彼女は王冠を見ていたことになる。しかし、彼女が庭のハサミを使って宝石を盗む理由は薄い。
以上の分析から、最も可能性が高いのはセドリックである。彼は嘘をついており、ハサミを使う機会があり、過去に窃盗の前科がある。
したがって、犯人はセドリックである。