2025-08-16 08:14 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王女のティアラ
プロローグ
古の王国、アルカディア。 美しい王女、エメラルドは、明日に迫った16歳の誕生日を心待ちにしていました。 誕生日の夜には、代々王家に伝わる「星のティアラ」を受け継ぐ儀式が行われる予定でした。 しかし、その夜、王女の部屋からティアラが忽然と姿を消してしまったのです。
王女の部屋は厳重に警備されており、侵入者の形跡はありません。 部屋に出入りしたのは、王女本人と、以下の3人だけです。
- 庭師のアルベルト: 真面目な男で、庭の手入れを欠かさない。
- 侍女のベアトリス: 王女に長年仕え、信頼も厚い。
- 王子のセオドア: 王女の兄で、少しわんぱくな性格。
容疑者として浮かび上がった3人は、それぞれ以下のように証言しました。
- アルベルト: 「私は夕方、庭の花壇に水やりをしていました。王女様とは一度も会っていません。」
- ベアトリス: 「私は夜、王女様にお茶を届けました。ティアラは確かにそこにありました。」
- セオドア: 「僕は妹の部屋に行って、誕生日プレゼントを渡したんだ。ティアラは見てないよ。」
さらに、調査の結果、以下の事実が判明しました。
- アルベルトは花のアレルギーを持っており、花壇に近づくとくしゃみが止まらなくなる。しかし、その日の庭仕事中にくしゃみをしたという証言は誰も聞いていない。
- ベアトリスは近眼であり、眼鏡がないと近くのものしか見えない。しかし、その日眼鏡をかけていなかったという証言がある。
- セオドアは嘘をつくと、必ず左手を握る癖がある。彼が証言している間、左手を握っていたという証言がある。
問題
上記の証言と事実から、星のティアラを盗んだのは誰でしょうか? 理由とともに答えてください。
解答
犯人はセオドア王子です。
理由
- アルベルトの証言の矛盾: アルベルトは花のアレルギーを持っているにもかかわらず、花壇に近づいてもくしゃみが出なかったという証言がないため、庭仕事をしていない可能性があります。しかし、アルベルトが嘘をつく動機が見当たらないため、今回は除外します。
- ベアトリスの証言の矛盾: ベアトリスは近眼であるにもかかわらず、眼鏡をかけていなかったため、ティアラがそこにあったかどうかを正確に確認できなかった可能性があります。しかし、彼女が嘘をつく動機が見当たらないため、今回は除外します。
- セオドアの証言の矛盾: セオドアは嘘をつくと左手を握る癖があり、証言中に左手を握っていたという証言があるため、嘘をついている可能性が高いです。プレゼントを渡しに行ったという証言が嘘だとすると、ティアラを盗んだのは彼である可能性が高まります。
- 消去法 アルベルトとベアトリスの証言が事実であれば、セオドアしか容疑者は残らない。
以上のことから、セオドア王子がティアラを盗んだと結論付けることができます。彼は妹を驚かせようと、一時的にティアラを隠したのかもしれません。