2025-08-16 05:11 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
あなたは名探偵。ある日、美術館の館長から緊急の依頼が舞い込んできました。展示されていた王国の王冠が、厳重な警備をかいくぐって盗まれたというのです。
状況:
- 王冠は美術館の一室、特別なガラスケースの中に展示されていました。
- 部屋には監視カメラが設置されており、出入り口は一つだけです。
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監視カメラの映像を調べたところ、事件当日、部屋に出入りしたのは以下の4人だけでした。
- 警備員A: 勤務時間中、定期的に部屋を見回っていました。
- 学芸員B: 王冠の展示状況を確認するため、数回部屋に入りました。
- 清掃員C: 午後に部屋の清掃を行いました。
- 訪問者D: 美術館の開館直後に部屋を見学しました。
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4人の証言は以下の通りです。
- 警備員A: 「勤務中は常に巡回しており、不審な人物は見かけませんでした。王冠を確認した時は、いつもちゃんとケースの中にありました。」
- 学芸員B: 「王冠の状態をチェックしていましたが、盗む理由はありません。私はただ、自分の仕事に忠実なだけです。」
- 清掃員C: 「私は言われた通り、部屋を掃除しただけです。王冠には触っていませんし、興味もありません。」
- 訪問者D: 「開館直後に王冠を見ましたが、その後は別の展示を見て回っていました。王冠を盗む時間も機会もありません。」
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部屋の調査の結果、以下のことがわかりました。
- ガラスケースは特殊な鍵でロックされており、鍵は館長だけが持っています。
- しかし、ケースには微かに傷があり、専門家によると、ある特定の工具を使えば、鍵を開けずにこじ開けられる可能性があるとのことです。
- 部屋には足跡は一つしかなく、それは清掃員Cのものでした。
- 監視カメラの映像には、4人以外の人物は映っていません。
問題:
上記の状況と証言から、王冠を盗んだ犯人を特定してください。また、犯行の手口も推理してください。
解答
犯人: 学芸員B
犯行の手口:
- 学芸員Bは、王冠の状態をチェックするという名目で、日常的に王冠の展示室に出入りしていました。
- その際、ガラスケースの傷に気付き、特殊な工具を使えばケースをこじ開けられる可能性があることを知りました。
- 学芸員Bは、事前にその工具を用意し、誰にも気づかれないようにケースをこじ開け、王冠を盗みました。
- 犯行後、学芸員Bは工具を隠し、普段通りに業務をこなすことで、アリバイを作りました。
理由:
- 警備員Aは巡回中に王冠を確認しており、訪問者Dはその後別の展示を見ていたと証言しているため、この2人が犯人である可能性は低い。
- 清掃員Cは部屋を掃除しただけであり、足跡も清掃員の物しかないため、犯人ではないと考えられる。
- 学芸員Bは、王冠に触れる機会が多く、ガラスケースの傷に気づく可能性が最も高い立場にいた。また、日常的に部屋に出入りしているため、犯行に及んでも不自然に見られない。
- 学芸員Bの「自分の仕事に忠実なだけ」という証言は、逆に怪しく、犯行を隠蔽しようとしている可能性がある。
- ガラスケースをこじ開ける特殊な工具は、事前に用意する必要がある。王冠の状態をチェックする立場の学芸員Bであれば、工具を用意する時間と機会があったと考えられる。
- 部屋に清掃員C以外の足跡がなかったのは、犯人が学芸員Bであり、普段から出入りしていたため、足跡が特別視されなかったからだと考えられる。
以上のことから、学芸員Bが王冠を盗んだ犯人である可能性が最も高いと結論付けられます。