2025-08-15 23:11 の謎
謎解き問題:消えた絵画と猫の足跡
あなたは有名な探偵、ニャーロック・ホームズ。助手のワトソン…ではなく、忠実な猫の相棒、ミケと共に、今日も難事件に挑みます。
今回の依頼人は、資産家のミスター・スミス。彼の自慢のコレクション、特に高価な絵画『星降る夜の夢』が、昨夜のうちに盗まれてしまったというのです。
現場はミスター・スミスの書斎。窓は全て閉まっており、鍵もかかっています。ドアも内側から鍵がかかっていました。侵入者は一体どうやって?
部屋の中を詳しく調べてみると、いくつかの奇妙な点が見つかりました。
- 絵画のあった場所には、猫の足跡がいくつか残されている。 しかし、ミケのような成猫の足跡ではなく、明らかに子猫の小さな足跡です。
- 部屋には、金魚鉢が置いてある。 中には一匹の金魚が泳いでいますが、水が少しこぼれているようです。
- 暖炉には火がくべられていないが、煙突の入り口に、絵を描くための小さな筆が落ちている。
- ミスター・スミスは、猫アレルギーを持っている。 彼が猫を飼うことは絶対にありません。
ミスター・スミスは青ざめた顔で言います。「まさか…幽霊の仕業でしょうか?」
しかし、あなたは幽霊の存在を信じません。 これらの手がかりから、絵画がどのように盗まれたのか、論理的に推理してください。
解答
絵画を盗んだのは、ミスター・スミスの家に住み込みで働いている庭師です。
以下、推理のプロセスです。
- 猫の足跡: 庭師は、子猫を訓練して絵画を運ばせました。猫アレルギーのミスター・スミスは猫を飼わないため、部屋に猫がいることは通常ありえません。
- 金魚鉢: 水がこぼれているのは、庭師が子猫に絵画を運ばせる際、金魚鉢にぶつかった可能性があります。
- 煙突と筆: 庭師は絵画を丸めて、煙突から屋根に上げました。筆は、絵画を丸める際に使用した(絵の表面を保護するため、紙などを挟んだ)可能性、あるいは絵画の修復の真似事をして、絵画に触れる機会を得ていた可能性が考えられます。
- 密室: 窓とドアが内側から鍵がかかっていたのは、庭師が犯行後、鍵を閉めて、密室に見せかけたためです。彼は屋根から煙突を通って庭に降り、絵画を運び去ったと考えられます。
庭師が犯人である動機は、給料への不満や、絵画の価値を知っていたなどが考えられます。動機については手がかりがないため、ここでは特定できません。