2025-08-13 23:11 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
ここは平和な王国、エメラルド王国。 今日は年に一度の収穫祭で、人々は朝からお祭り騒ぎです。 広場にはたくさんの屋台が並び、おいしい食べ物の匂いが漂っています。
しかし、そんな賑わいを打ち破るように、突然、王宮から悲鳴が上がりました。 「大変だ!王冠が盗まれた!」
王様は急いで名探偵であるあなたを呼びました。 王様の話によると、王冠は王宮の宝物庫に厳重に保管されていたはずでした。 しかし、今朝、王様が収穫祭のパレードのために王冠を確認しようとしたところ、王冠が消えていたのです。
宝物庫には、王様、王妃、王子、そして警備隊長の4人しか入ることができません。 王様は皆を集めましたが、誰も盗んだことを認めません。
あなたは4人から話を聞き、以下の証言を得ました。
- 王様: 「朝食後、すぐに宝物庫へ向かった。王冠がなくなっているのを見つけたときは、本当に驚いたよ。私は盗んでいない。」
- 王妃: 「私は収穫祭の準備で忙しかったの。朝からずっと広場で飾り付けをしていたわ。宝物庫には近づいていない。」
- 王子: 「僕は朝からずっと、広場で友達と遊んでいたよ。宝物庫なんて興味ない。」
- 警備隊長: 「私は昨晩からずっと、宝物庫の前で警備をしていた。誰も宝物庫には近づいていないはずだ。しかし、朝食休憩で少しだけ持ち場を離れた時間があった。」
さらに、あなたは宝物庫を調べ、以下の事実を発見しました。
- 宝物庫の扉は、魔法の鍵でしか開かない。その鍵は王様が常に持っている。
- 宝物庫の中には、王冠が置かれていた台座の他に、誰も触れていないはずの古い絨毯がある。
- 絨毯の上に、小さな緑色の絵の具のようなものが付着している。
謎
王冠を盗んだのは誰でしょうか? そして、どのようにして盗んだのでしょうか? 論理的に考えて、犯人と犯行の手口を推理してください。
解答
犯人:王子
犯行の手口:
- 王子は、収穫祭の飾り付けに使われる緑色の絵の具を、こっそり宝物庫に持ち込みました。
- 王子は王様が朝食を取っている間に、王様から魔法の鍵を一時的に借りることに成功した(例えば、お祭りのことで王様に何か頼み事をする際に、鍵を預かるなど)。
- 王子は宝物庫に侵入し、王冠を盗みました。
- 王冠を盗んだ際、絨毯に緑色の絵の具のようなものを付けてしまいました。
- 王子は鍵を王様に戻し、何食わぬ顔で広場で遊んでいました。
推理の根拠:
- 警備隊長の証言の矛盾: 警備隊長が朝食休憩で持ち場を離れた時間があったことは、誰かが侵入するチャンスがあったことを示唆しています。
- 王様の鍵: 宝物庫の扉は魔法の鍵でしか開かないため、犯人はその鍵を手に入れる必要がありました。王様は鍵を常に持っているため、犯人は王様から一時的に鍵を借りる必要がありました。
- 絨毯の絵の具: 絨毯の上の緑色の絵の具は、犯人が収穫祭の飾り付けに使われる絵の具を持ち込んだことを示しています。
- 王子の証言: 王子は朝から広場で遊んでいたと証言していますが、これはアリバイ作りの可能性があります。また、子供である王子ならば、お祭りの飾り付けに興味を持ち、絵の具に触れる機会があったとしても不自然ではありません。
これらの情報から、王子が鍵を一時的に手に入れ、絵の具を持ち込んで王冠を盗んだと考えられます。