2025-08-13 17:09 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
【物語】
あなたは名探偵。ある日、王室から緊急の依頼が舞い込みました。「王室の宝物庫から、代々受け継がれてきた王冠が消えてしまったのです!」。
宝物庫は厳重に管理され、入れるのは国王、王妃、そして宝物庫管理人の3人だけ。事件があったのは、昨日の午後3時から4時の間。その時間帯の3人のアリバイは以下の通りです。
- 国王: 午後3時から3時30分まで執務室で書類に目を通し、その後4時まで庭園で散歩をしていた。執務室には秘書が、庭園には庭師がそれぞれ同行していた。
- 王妃: 午後3時から3時45分まで慈善団体の代表と面会し、その後4時まで音楽室でピアノを弾いていた。面会には侍女が、音楽室には楽譜係がそれぞれ付き添っていた。
- 宝物庫管理人: 午後3時から4時まで、宝物庫の鍵のメンテナンスを行っていた。メンテナンス作業は、宝物庫から離れた作業場で行われ、作業場には見習いの職人がいた。
宝物庫には、高度なセキュリティシステムが搭載されており、侵入するには特別なパスコードが必要です。パスコードは毎日変わりますが、その日のパスコードを知っていたのは、国王、王妃、そして宝物庫管理人の3人だけでした。
あなたは現場となった宝物庫を調べましたが、侵入の形跡は見当たりません。しかし、床に小さな王冠の飾りの一部が落ちているのを発見しました。
【問題】
王冠を盗んだのは誰でしょうか?そして、どのようにして盗んだのでしょうか? アリバイと状況証拠から、犯人を特定し、犯行の手口を推理してください。
解答
犯人:宝物庫管理人
犯行の手口:
- アリバイの偽装: 宝物庫管理人は、鍵のメンテナンスというアリバイを作りました。作業場に見習いの職人がいたため、アリバイは一見すると完璧です。
- パスコードの悪用: 管理人はその日のパスコードを知っていました。鍵のメンテナンス中に、宝物庫に侵入し、王冠を盗みました。
- 王冠の飾りの一部の偽装: 宝物庫から王冠を盗む際、小さな王冠の飾りの一部をわざと落としました。これは、事件があったことを示唆し、捜査を混乱させるための策略です。侵入の形跡がないため、内部の犯行であることを示唆し、国王、王妃、管理人の3人の犯行に見せかける狙いがありました。
- 時間のトリック: 管理人は、午後3時から4時まで鍵のメンテナンスを行っていたと証言していますが、具体的な作業時間については曖昧です。短い時間であれば、メンテナンスを中断して宝物庫に侵入することが可能です。
理由:
- 国王と王妃は、それぞれ秘書、庭師、侍女、楽譜係という目撃者がおり、アリバイが強固です。
- 宝物庫管理人は、鍵のメンテナンスという名目で、宝物庫へのアクセスが可能でした。
- 床に落ちていた王冠の飾りの一部は、犯人が内部の人間であることを示唆しています。
- アリバイは一見すると完璧ですが、時間的なトリックを利用することで、犯行が可能になります。
以上の状況証拠から、宝物庫管理人が王冠を盗んだ可能性が最も高いと判断できます。