2025-08-13 06:25 の謎
謎解き問題:消えた宝石と猫の足跡
物語
名探偵であるあなたは、とある富豪の屋敷に招待された。目的は、厳重に警備されていたはずの宝石「オリオンの涙」が盗まれた事件の解決だ。屋敷の者は皆、事件発生時、それぞれの部屋にいたと証言している。
- 富豪: 書斎で読書をしていた。
- メイド: 台所で夕食の準備をしていた。
- 庭師: 庭でバラの手入れをしていた。
- 執事: 応接間で明日のパーティーの準備をしていた。
- 飼い猫(ミトン): いつも屋敷の中を自由に歩き回っている。
屋敷を調べると、宝石が保管されていた金庫は開けられており、確かに宝石はなくなっていた。しかし、奇妙なことに、犯行現場である金庫の周りには、猫の足跡だけが残されていた。猫のミトンは可愛がられており、誰にも危害を加えることはない。
さらに、以下の情報がわかっている。
- 宝石が盗まれたのは、夕食の準備時間帯(18時~19時)である。
- 庭師は、夕食の準備時間帯は必ずバラの手入れをしている。
- 執事は、パーティーの準備で忙しく、夕食の準備時間帯は応接間から離れることはない。
- メイドは、猫アレルギーである。
- 猫のミトンは、メイドが近くにいるとくしゃみをする。
問題
上記の証言と情報から、宝石を盗んだ犯人を特定してください。
解答
まず、容疑者(と猫)の証言と情報を整理します。
- 富豪: 書斎(アリバイ成立の可能性あり)
- メイド: 台所(アリバイ成立の可能性あり、猫アレルギー)
- 庭師: 庭(アリバイ成立)
- 執事: 応接間(アリバイ成立)
- 飼い猫(ミトン): 屋敷内を自由に移動(犯行現場に足跡)
犯行現場に猫の足跡があることから、猫が関わっていることは明らかです。しかし、猫自身が宝石を盗むことは不可能と考えられます。
ここで重要なのは、メイドが猫アレルギーであるという点です。もし、メイドが犯人で、猫の足跡を偽装するためにミトンを金庫の周りに連れて行ったとしたら、メイドはくしゃみをしていたはずです。しかし、そのような証言はありません。
つまり、猫の足跡は偽装されたものではなく、本物である可能性が高い。そして、ミトンが犯人を手助けしたと考えられます。
- 犯人はミトンに宝石をくくりつけるか、運ばせることができる人間である。
- 犯人はアリバイがあるように見せかけている。
これらの条件を満たすのは、富豪しかいません。富豪は書斎にいたと証言していますが、書斎から金庫へ移動し、ミトンを使って宝石を盗み、再び書斎に戻ることが可能です。
結論:
宝石を盗んだ犯人は、富豪です。彼はミトンを使って宝石を運び、アリバイを作ったのです。