2025-08-12 16:15 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは、歴史あるオーベル王国で最も尊敬される探偵です。ある朝、オーベル王国の王室から緊急の連絡が入りました。
「王室の宝物庫から、代々伝わる王冠が消えてしまったのです!今夜には隣国との晩餐会があり、王冠は絶対に必要です。どうか、至急王宮に来ていただけませんか?」
あなたはすぐに王宮へ向かいました。現場には、王室警備隊長、メイド頭、そして王室図書館司書の3人が集まっていました。
手がかり
- 警備隊長: 「昨夜はいつも通り、宝物庫の見回りを3回行いました。異常はありませんでした。しかし、今朝、王冠がないことに気づいたのです。」
- メイド頭: 「昨夜は、晩餐会に向けて王宮の飾り付けをしておりました。最後に宝物庫の前を通ったのは夜の10時頃。特に変わった様子はありませんでした。」
- 図書館司書: 「昨夜は、古い文献の整理をしていて、夜遅くまで図書館にいました。宝物庫には一切近づいていません。」
- 宝物庫: 宝物庫の扉は厳重に施錠されており、鍵は警備隊長が持っています。窓は鉄格子で守られており、侵入は不可能に見えます。しかし、床には小さな足跡がいくつか残されています。
- 足跡: 足跡は、王宮で飼われている猫のものだと判明しました。猫は宝物庫の中を自由に歩き回ることが許されています。
問題
王冠は一体どのようにして消えたのでしょうか? 犯人は誰で、どのように王冠を持ち出したのか、あなたの推理で明らかにして下さい。
解答
犯人: 図書館司書
トリック:
- 図書館司書は、猫に王冠を運ばせました。普段から猫が宝物庫に出入りしているため、警備隊の目を欺くことができました。
- 司書は夜遅くまで図書館にいたと証言していますが、実際には宝物庫に侵入する時間がありました。
- 司書は、猫に王冠をくくりつけられる程度に小さく、軽い偽物の王冠を事前に作っておき、本物の王冠とすり替えていました。
解説:
警備隊長は鍵を持っており、扉からの侵入は困難です。メイド頭は最後に宝物庫の前を通った時間を証言しており、直接的な犯行は難しいでしょう。
図書館司書はアリバイがありますが、猫を利用することで、宝物庫に侵入せずとも王冠を盗むことが可能です。猫は小さく、足跡が残っても不自然ではありません。
本物の王冠とすり替える偽物の王冠を用意しておくことで、晩餐会までの時間稼ぎもできます。