2025-08-11 21:11 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵。今日は、ある国の王様から緊急の依頼が入りました。
「大変だ!明日の戴冠式で使うはずの王冠が消えてしまった!城の中を徹底的に探したが見つからない。明日の朝までに王冠を見つけ出さないと、国の威信に関わる。どうか、力を貸して欲しい!」
王様の話によると、王冠は普段、厳重に警備された宝物庫に保管されているはずでした。しかし、今朝、王冠を取り出そうとしたところ、保管されていたはずの場所に王冠はなかったのです。
手がかり
- 宝物庫の状況: 宝物庫の扉は施錠されており、鍵は王様が持っていました。扉や窓に破壊された形跡はありません。
- 関係者の証言:
- 王様: 「昨日の夜、寝る前に王冠を確認した。確かに宝物庫の中にあった。」
- 執事: 「昨日の夜、王様が寝られた後、宝物庫の前を通ったが、特に変わった様子はなかった。」
- 警備隊長: 「昨夜から今朝にかけて、宝物庫周辺で不審な人物を見かけたという報告はない。」
- 庭師: 「昨日の夕方、宝物庫の裏庭で作業をしていたら、誰かが宝物庫に入るのを見た気がする。でも、暗かったから誰かはわからなかった。」
- その他の情報:
- 宝物庫には、王冠の他に、宝石や金貨などが保管されている。
- 盗まれたのは王冠だけで、他の物は無事だった。
- 城の周りには高い塀があり、簡単には出入りできない。
- 宝物庫の中には監視カメラは設置されていない。
- 宝物庫の鍵は王様しか持っていない。合鍵は存在しない。
問題
王冠は一体どこに消えてしまったのでしょうか?そして、どのようにして盗まれたのでしょうか?
ヒント
- 手がかりの中に、矛盾している点はないだろうか?
- 犯人は城の中にいる可能性が高い。
- 犯人は王冠だけを盗んだ理由を考えてみよう。
- 庭師の証言は重要だが、鵜呑みにしないように。
- 宝物庫の構造そのものに注目してみよう。
解答
王冠は宝物庫の壁に隠された隠し扉の奥に隠されている。
推理
- 鍵の存在: 宝物庫の扉は施錠されており、鍵は王様しか持っていないため、外部からの侵入は考えにくい。
- 内部犯行の可能性: 関係者の証言の中に、決定的な嘘をついている人物はいない。しかし、庭師の証言だけが曖昧である。
- 盗まれた物の特徴: 王冠だけが盗まれ、他の宝石や金貨は無事だったことから、犯人は金銭目的ではなく、王冠そのものに価値を見出しているか、もしくは一時的に隠しただけだと考えられる。
- 宝物庫の構造: 宝物庫の壁に隠し扉があり、王冠はそこに隠されていると考えるのが最も合理的である。なぜなら、
- 外部からの侵入が困難であること。
- 犯人が王冠だけを盗んだ理由を説明できること。(隠し扉を知っている人物が、一時的に王冠を隠した)
- 庭師の証言とも矛盾しないこと。(庭師が見たのは、隠し扉から宝物庫に出入りする人物だった可能性がある)
隠し扉説を裏付ける状況証拠
- 執事が宝物庫の前を通った際、変わった様子はなかった。→内部犯行であれば、隠し扉を使えば人目を避けて侵入できる。
- 警備隊長が不審な人物を見かけなかった。→上記の通り。
- 庭師の証言は曖昧だが、隠し扉を利用した人物を見た可能性がある。
結論
犯人は、宝物庫の構造を知っている内部の人物で、過去に隠し扉を発見し、一時的に王冠を隠した。