2025-08-11 19:12 の謎

毎日謎解き:消えた王冠の謎

物語

古都アリアドネには、代々王家に伝わる美しい王冠がありました。その王冠は、国の象徴であり、国民の希望の光でもありました。しかし、ある朝、王冠が王宮の宝物庫から忽然と姿を消してしまったのです。

王様は、名探偵であるあなたに、王冠の捜索を依頼しました。宝物庫は厳重に警備されており、侵入の形跡はありません。内部にいたのは、以下の4人だけでした。

  1. 宰相:王に長年仕える忠臣。王冠が消えた時間帯は、自室で書類を作成していたと証言。
  2. 王女:好奇心旺盛で、芸術を愛する。王冠が消えた時間帯は、庭園で絵を描いていたと証言。
  3. 宝物庫の管理人:王冠の管理を任されている老人。王冠が消えた時間帯は、宝物庫内で見張りをしていたと証言。しかし、眠ってしまっていた時間があったと認めている。
  4. 宮廷道化師:人々を楽しませるのが仕事。王冠が消えた時間帯は、広場で芸を披露していたと証言。多くの人々が彼の芸を見ていたと証言している。

捜査の結果、以下の事実が判明しました。

あなたは、これらの情報をもとに、王冠を盗んだ犯人を突き止めなければなりません。一体、誰が王冠を盗んだのでしょうか?

解答

犯人:王女

理由:

  1. 鍵の問題: 宝物庫の扉は特殊な鍵でしか開けられませんが、王女が直接鍵を使って侵入する必要はありません。王様もしくは宝物庫の管理人から、一時的に鍵を借りることは可能でしょう。特に、王女は王族であり、管理人に対して影響力を行使することも考えられます。
  2. 絵の輝き: 王女の描いた絵に王冠の一部と思われる輝きが描き込まれている点は、王女が王冠を間近で見たことを示唆しています。光の反射を描いたという主張も可能ですが、宝石の模写が苦手という情報から、実際に王冠を見て描いた可能性が高いです。
  3. 盗む動機: 王女は芸術を愛しており、美しい王冠に魅了されていた可能性があります。王冠を盗むことで、それを独り占めし、自分の芸術作品として楽しみたいと考えたのかもしれません。
  4. 袋の問題: 王女は庭園で絵を描いていたので、絵の道具を入れるための大きめの袋を持っていたとしても不自然ではありません。王冠を盗んだ後、その袋に王冠を隠して持ち出すことが可能です。
  5. 宰相の宝石の粉末: 宰相の部屋から宝石の粉末が見つかったのは、過去の装飾品の名残という主張が通り、王冠盗難の直接的な証拠にはなりません。
  6. 道化師のアリバイ: 道化師は広場で芸を披露しており、多くの人が彼の芸を見ていたという証言から、アリバイが成立します。

これらの要素を総合的に判断すると、王女が最も王冠を盗む動機と機会があり、証拠も揃っていると考えられます。