2025-08-11 11:11 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた宝石と猫の足跡
物語
あなたは、有名な探偵「ニャルホームズ」の助手だ。ある日、大富豪のミスター・スミスから緊急の依頼が舞い込んだ。
「助けてくれ、ニャルホームズ! 我が家の家宝である『星の涙』という宝石が盗まれたんだ! 犯人はきっと、今朝から屋敷にいる人物の中にいるはずだ!」
屋敷には、ミスター・スミスの他に、以下の人物がいた。
- ミセス・スミス:ミスター・スミスの妻
- バトラー:執事
- メイド:メイド
- 庭師:庭師
- 猫のミトン:ミスター・スミスの愛猫(完全室内飼い)
現場には、宝石が飾られていたケースが空っぽになっているのと、窓際に小さな猫の足跡がいくつか残されていた。
手がかり
- ミスター・スミスは、盗難発生時、書斎で重要な書類を読んでいたと証言している。彼は一日中書斎から出ていない。
- ミセス・スミスは、盗難発生時、庭でバラの手入れをしていたと証言している。しかし、彼女の手は全く汚れていなかった。
- バトラーは、盗難発生時、屋敷の入り口で来客の対応をしていたと証言している。彼は、その時間帯に誰一人として屋敷から出るのを見ていないと主張している。
- メイドは、盗難発生時、キッチンで夕食の準備をしていたと証言している。彼女は、メイド服を着ていたが、エプロンはしていなかった。
- 庭師は、盗難発生時、裏庭の草刈りをしていたと証言している。彼の証言通り、服は泥だらけだった。
- 猫のミトンは、普段はとてもおとなしく、宝石ケースに近づくことはない。
問題
論理的に考えて、宝石を盗んだ犯人は誰だろうか? また、どのようにして宝石を盗み出したのだろうか?
解答
犯人はミセス・スミスです。
理由
- アリバイの矛盾: ミセス・スミスは庭でバラの手入れをしていたと証言していますが、手が全く汚れていません。バラの手入れをしていれば、多少なりとも土や葉の汚れが付くはずです。
- 猫の足跡の利用: ミセス・スミスは、猫のミトンに宝石をくくりつけ、窓から外へ逃がしました。猫は普段大人しいので、宝石をくくりつけても騒ぎ立てることはありません。その後、別の場所から宝石を回収したのです。
- バトラーの証言: バトラーが誰一人として屋敷から出るのを見ていないという証言と矛盾しません。なぜなら、宝石は猫によって運ばれたからです。
補足
- 他の人物のアリバイには矛盾がありません。
- 猫のミトンが宝石ケースに近づかないという点も、ミセス・スミスが猫を利用したことによって説明できます。
- 猫の足跡は、ミセス・スミスが計画的に残した偽装工作です。
- 猫に宝石を盗ませることによって、盗んだ宝石を隠す場所を屋敷の外に確保できます。