2025-08-11 03:27 の謎
謎解き問題:消えた宝石の行方
物語
あなたは名探偵。ある日、大富豪のミスター・スミスから緊急の依頼が舞い込んできた。彼のコレクションの中でも最も価値のある「暁の星」と呼ばれるルビーが、屋敷の厳重な警備を掻い潜って盗まれたというのだ。
現場に残された手がかりは以下の通り。
- 屋敷の構造: 屋敷は東西南北にそれぞれ部屋があり、中央に広間がある。各部屋にはそれぞれ異なる絵画が飾られている。
- 北の部屋:風景画
- 東の部屋:肖像画
- 南の部屋:静物画
- 西の部屋:抽象画
- 容疑者: 事件当時、屋敷にいたのは以下の4人。
- A:ミスター・スミスの長男。ギャンブル好きで借金がある。
- B:ミスター・スミスの秘書。有能だが、最近ミスター・スミスと意見が対立していた。
- C:屋敷のメイド。長年スミス家に仕えている。
- D:庭師。最近雇われたばかりで、過去に窃盗の前科がある。
- 証言:
- A:「事件の時、私は東の部屋で肖像画を見ていた。」
- B:「事件の時、私は南の部屋で静物画を見ていた。」
- C:「事件の時、私は北の部屋で風景画を見ていた。」
- D:「事件の時、私は西の部屋で抽象画を見ていた。」
- 発見されたメモ: 広間で、走り書きのメモが見つかった。
- 「真実の中に嘘がある。嘘の中に真実がある。星は隠された。」
問題
上記の情報を整理し、犯人を特定しなさい。そして、宝石「暁の星」はどこに隠されているでしょうか?
解答
まず、容疑者たちの証言に注目します。屋敷の構造と照らし合わせると、以下のようになります。
- A:「事件の時、私は東の部屋で肖像画を見ていた。」→真実
- B:「事件の時、私は南の部屋で静物画を見ていた。」→真実
- C:「事件の時、私は北の部屋で風景画を見ていた。」→真実
- D:「事件の時、私は西の部屋で抽象画を見ていた。」→真実
ここでメモの「真実の中に嘘がある。嘘の中に真実がある。」という言葉が重要になります。これは、4人の証言の中に嘘が混ざっていることを示唆しています。
しかし、よく考えると、全員が自分のいる部屋と絵画について正確に述べています。つまり、全員が広間に宝石が隠されていることを隠すために、アリバイを協力して証言しているのです。
しかしDには前科があります。協力してアリバイを偽証しているだけであれば、Dに疑いが集中することは避けたいはずです。 つまり、Dのアリバイは嘘であり、Dは広間にいなかった。Dは西の部屋にいたことが真実であり、抽象画を見ていたと証言していることが嘘なのです。
したがって、犯人はDであり、宝石「暁の星」は広間に隠されていると考えられます。