2025-08-10 21:10 の謎

毎日謎解き：消えた王冠の謎

物語

あなたは名探偵。ある日、隣国メルディア王国のエメラルド王女から手紙が届きました。

「名探偵様、わたくしの王冠が盗まれてしまいました。明日の戴冠式までにどうしても見つけ出さねばなりません。どうかお力をお貸しください。」

メルディア王国に到着したあなたは、王女から事情を聞きました。

王冠は、王女の部屋の宝箱に保管されていた。
今朝、侍女が宝箱を開けたところ、王冠が消えていた。
部屋には、王女、侍女、庭師、料理人の４人しか出入りしていない。
部屋の扉と窓は施錠されており、壊された形跡はない。
部屋には、王冠が置かれていた台座の他に、次の３つの物が残されていた。
- 小さな紙切れ：「嘘をついているのは一人だけ」
- 王女が愛用している香水瓶（倒れており、香水の匂いが漂っている）
- 庭師が使っている剪定ばさみ

４人はそれぞれ、次のように証言しています。

あなたは、４人の証言と部屋に残された物から、王冠を盗んだ犯人を突き止めなければなりません。

謎

上記の証言と状況から、王冠を盗んだ犯人を特定してください。

犯人は庭師です。以下に論理的な推理を説明します。

「嘘をついているのは一人だけ」という紙切れの存在: この情報は、真犯人を特定する上で非常に重要です。誰か一人が嘘をついているという事は、他の３人は真実を述べていることになります。
侍女の証言: 侍女が「最後に王冠を見たのは昨夜」と言っていることから、王冠が盗まれたのは昨夜から今朝の間に起こったと推測できます。
料理人の証言: 料理人は「庭師が王女の部屋に入っていくのを見た」と証言しています。もし料理人が嘘をついている場合、庭師は部屋に入っていないことになり、嘘をついているのは王女、侍女、庭師の３人になってしまいます。これは「嘘をついているのは一人だけ」という紙切れの情報と矛盾します。したがって、料理人の証言は真実である可能性が高いです。
庭師の証言: 庭師は「私は朝から庭の手入れをしていました。王女の部屋には近づいていません。」と証言していますが、料理人の証言と矛盾します。つまり、庭師が嘘をついている可能性が極めて高いです。
香水瓶: 香水瓶が倒れている状況は、犯人が王冠を盗む際に慌てて行動したことを示唆している可能性があります。

結論

以上のことから、庭師が嘘をついている可能性が最も高く、王冠を盗んだ犯人であると結論付けられます。庭師が王女の部屋に入っていくのを目撃されており、彼の証言は他の証言と矛盾するため、最も疑わしい人物です。