2025-08-10 07:10 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
【プロローグ】
静かな夜、博物館の館長室にけたたましいアラームが鳴り響いた。急いで駆けつけた館長が見たのは、無惨にも開け放たれた展示ケースと、そこから消え去った王冠だった。
王冠は、この博物館の目玉であり、代々王家に伝わる秘宝「暁の王冠」。盗まれたのは間違いない。
現場には、犯人が残したと思われる奇妙なメモが落ちていた。
【手がかり】
メモには、以下のように書かれていた。
「太陽が沈み、月が昇る時、始まりの場所から三歩進め。 過去と未来が交差する場所で、光を背に二歩戻れ。 最後に、時の流れに逆らい、一歩踏み出せば、そこに答えがある。」
館長は警備員とともに博物館内を隈なく探したが、王冠の隠し場所は見つからない。
【謎】
このメモは何を意味するのか?メモを読み解き、「暁の王冠」が隠された場所を特定せよ。
【補足】
- 博物館は、東西南北にそれぞれ入り口がある正方形の建物である。
- 「始まりの場所」とは、博物館のメインエントランス(北側の入り口)を指す。
- 「太陽が沈む」方向は西、「月が昇る」方向は東である。
- 「過去と未来が交差する場所」とは、博物館の中央に設置された巨大な振り子時計の下を指す。
- 「光」とは、博物館の照明を指す。
- 「時の流れに逆らう」とは、振り子時計の針が進む方向とは逆の方向を指す。
解答
まず、メモを順番に読み解いていきましょう。
- 「太陽が沈み、月が昇る時、始まりの場所から三歩進め。」
- 「太陽が沈む」方向は西、「月が昇る」方向は東なので、この二つを合わせた「始まりの場所」である北側の入り口から見て左右、つまり東西に進むことを意味します。しかし、どちらに進むかはまだわかりません。
- 「過去と未来が交差する場所で、光を背に二歩戻れ。」
- 「過去と未来が交差する場所」は振り子時計の下です。
- 「光を背に」ということは、照明が当たっている方向とは反対側を向くということになります。博物館の照明は天井から照らされているので、下向きの光を背にするということは、上を向くことになります。しかし、上を向いても、東西南北どの方向に戻るべきかはまだわかりません。
- 「最後に、時の流れに逆らい、一歩踏み出せば、そこに答えがある。」
- 「時の流れに逆らう」とは、振り子時計の針が進む方向とは逆方向へ進むことを意味します。一般的な時計は右回り(時計回り)に進むので、逆方向は左回り(反時計回り)です。
- そして、2つ目の指示で、光を背にした状態で上を向くことになります。振り子時計の下で上を向き、時計の針の逆方向に一歩踏み出すと、王冠は天井裏に隠されていることがわかります。
したがって、王冠は博物館の中央にある振り子時計の真上の天井裏に隠されている。