2025-08-09 07:11 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
古の王国、エルドリア。その王家に代々伝わる「太陽の王冠」は、国の象徴であり、繁栄の源とされてきました。しかし、ある夜、厳重に警備された王宮の一室から、その王冠が忽然と姿を消してしまったのです。
王宮には、王、王妃、王子、王女、そして5人の忠実な家臣が住んでいます。事件当日、それぞれの行動は以下の通りでした。
- 王: 深夜まで国政に関する重要な書類に目を通していた。執務室から一歩も出ていないと証言。
- 王妃: 病に伏せており、自室で静養していた。侍女が付き添っていた。
- 王子: 王宮の庭で天体観測をしていた。使用人の一人が目撃している。
- 王女: 自室で読書をしていた。書斎から出ていないと証言。
- 家臣A: 王宮の警備を担当。持ち場を離れていないと証言。
- 家臣B: 王の護衛。王と共に執務室にいたと証言。
- 家臣C: 王妃の世話係。王妃と共に自室にいたと証言。
- 家臣D: 王子の世話係。王子と共に庭にいたと証言。
- 家臣E: 王女の世話係。王女と共に自室にいたと証言。
王宮の調査の結果、以下の事実が判明しました。
- 王冠が保管されていた部屋の扉は、内側から鍵がかけられていた。
- 部屋には隠し通路などは存在しない。
- 王宮の敷地から外部へ通じる道は全て厳重に警備されており、誰も出入りは確認されていない。
- 王冠は、盗まれたのではなく、巧妙に隠された可能性がある。
問題
上記の証言と事実から、太陽の王冠を隠した人物は誰でしょうか? そして、その人物が王冠を隠すことができた理由を論理的に説明してください。
解答
犯人:王妃
理由:
- 密室のトリック: 王冠が保管されていた部屋は内側から鍵がかけられていました。これは、犯人が部屋の中にいる状態で鍵をかけたことを示唆します。しかし、部屋には隠し通路がないため、犯人は部屋の外に出ることができません。ここで、王妃が病に伏せていたという情報が重要になります。
- 侍女の証言: 王妃は侍女が付き添っていたため、アリバイがあるように見えます。しかし、王妃が病に伏せていた場合、侍女は王妃の看病に集中しているはずです。
- 王冠の隠し場所: 王妃が病に伏せていた場合、侍女は常に王妃の傍にいる必要があります。王妃が王冠を隠す場所は、侍女が簡単に見つけられない場所でなければなりません。それは、王妃の寝具の中です。
- 侍女の役割: 侍女は王妃の看病に集中しているため、王妃の行動を細かく監視することは難しいでしょう。王妃は、侍女が目を離した隙に、王冠を自分の寝具の中に隠すことができたと考えられます。
結論:
王妃は病を装い、侍女の目を欺いて王冠を自分の寝具の中に隠したと考えられます。密室のトリックは、王妃が病に伏せているという状況を利用したものでした。
補足:
この謎解きは、一見するとアリバイがあるように見える人物が、実はその状況を利用して犯行を可能にしていたという点がポイントです。王妃の病という情報が、ミスリードの役割を果たしています。