2025-08-09 04:21 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠
物語
あなたは名探偵。ある日、王室から緊急の依頼が舞い込みました。
「大変です!明日の戴冠式で使用する予定の王冠が、今朝になって忽然と姿を消してしまったのです!城内をくまなく探しましたが、見つかりません。明日の戴冠式までに、どうか王冠を見つけてください!」
あなたは早速、事件のあった王室に駆けつけました。王冠が保管されていた部屋は厳重に施錠されており、鍵は国王陛下が常に身につけているとのこと。しかし、部屋には確かに王冠が置かれていたはずの台座だけが残されていました。
城にいたのは以下の5人。
- 国王陛下:王冠の持ち主。戴冠式を心待ちにしている。
- 王妃:国王を支える心優しい女性。少し神経質な面も。
- 王子:やんちゃ盛りの少年。冒険好きで、よく城内を走り回っている。
- 執事:長年王室に仕えるベテラン。冷静沈着で、常に国王の側についている。
- 庭師:花を愛する穏やかな老人。毎日庭の手入れをしている。
あなたは彼らに事情を聞き込みました。
- 国王陛下:「私が最後に王冠を確認したのは昨夜のことだ。今朝、執事が王冠を取りに行ったら、無くなっていたそうだ。」
- 王妃:「昨日は一日中、裁縫をしておりました。夜は少し頭痛がして、早めに休んだのです。」
- 王子:「昨日?僕は庭で隠れんぼをしてたよ!執事のおじさんが鬼だったんだ!」
- 執事:「昨夜、国王陛下が王冠を確認された後、私はすぐに自室に戻りました。今朝、王冠を取りに行ったのは事実です。」
- 庭師:「昨日は一日中、庭の手入れをしておりました。王子様が隠れんぼをされているのを見かけましたよ。」
さらに、あなたは以下の事実を知りました。
- 王冠が保管されていた部屋の窓は開かずの窓で、外から侵入することは不可能。
- 王冠は非常に重く、子供一人では持ち上げられない。
- 城に出入りできるのは、上記5人のみ。外部の人間が侵入した形跡はない。
- 部屋には、王冠の入っていた箱が残されており、箱には鍵がかかっていなかった。
問題
上記の証言と事実から、王冠を盗んだのは誰でしょうか?そして、どのようにして盗んだのでしょうか?
解答
犯人:王子
盗み方:
- 王子は隠れんぼをしている際、庭から王冠の保管されている部屋の窓を見つけました。
- 部屋の窓は開かずの窓ですが、王子は窓から王冠の入った箱を見つけました。
- 箱には鍵がかかっていなかったため、王子は箱を持ち出すことに成功しました。
- 王冠は重いため、箱ごと持ち出し、どこかに隠したと考えられます。
理由:
- 王子は「庭で隠れんぼをしていた」と証言しており、王冠のある部屋の近くにいた可能性があります。
- 「王冠は重く、子供一人では持ち上げられない」という事実は、王子が直接王冠を持ち出したのではなく、箱ごと持ち出したことを示唆します。
- 他の容疑者には明確な動機や機会がありません。
- 国王陛下:王冠の持ち主であり、盗む理由がない。
- 王妃:頭痛で早めに休んでいたため、機会がない。
- 執事:国王の側におり、王冠を盗むのは困難。
- 庭師:庭の手入れをしており、王冠を盗む機会がない。また、動機もない。
- 王子が王冠を持ち出した動機は明確ではありませんが、やんちゃ盛りの少年であることから、冒険心やいたずら心から盗んだと考えられます。
ポイント:
- 「王冠は重く、子供一人では持ち上げられない」という証言に注目することで、箱ごと持ち出すという発想に至ることが重要です。
- 他の容疑者のアリバイや状況を考慮することで、王子が最も可能性の高い犯人であると結論づけることができます。