2025-08-08 16:13 の謎

毎日謎解き:不思議な図書館と秘密の書物

【物語】

あなたは、古びた図書館の司書見習いです。ある日、館長から特別な任務を言い渡されました。

「この図書館には、決して人に見られてはならない『秘密の書物』がある。しかし、その書物は厳重に隠されており、私もその場所を知らない。君には、その書物を見つけ出してほしい。」

館長は、手がかりとして一枚の古びた羊皮紙を渡してくれました。羊皮紙には、奇妙な記号と文章が書かれています。

【謎】

羊皮紙には、以下の記号と文章が記されていました。

  1. 記号: 〇△□×
  2. 文章:
    • 〇:始まりの場所を示す。
    • △:奇数番目の棚にある。
    • □:アルファベット順で考えて。
    • ×:終わりは始まりの隣。

図書館の本棚は、AからZのアルファベット順に並んでおり、各アルファベットには1から26の番号が振られています(A=1, B=2, …, Z=26)。

図書館の中で、あなたはこれらの記号と文章を手がかりに『秘密の書物』が隠された場所を特定しなければなりません。

秘密の書物はどの棚に隠されているでしょうか?

解答

まず、羊皮紙に書かれた記号と文章の意味を整理します。

これらを手がかりに、以下の手順で考えます。

  1. 始まりの場所(〇)を特定する: 明確な情報は書かれていません。ここは仮説を立てて検証する必要があります。
  2. 奇数番目の棚(△): 棚はAからZの順に並んでおり、それぞれに番号が振られています。奇数番目の棚は、A(1), C(3), E(5)のように並びます。
  3. アルファベット順(□): 探す場所はアルファベット順に特定できるということです。
  4. 終わりは始まりの隣(×): 秘密の書物が隠された棚は連続していることを示唆します。

これらの情報から、最も可能性の高い仮説を立てます。

「始まりの場所(〇)」がAの棚だと仮定すると、「終わりは始まりの隣(×)」から、Aの隣、つまりBの棚が候補に上がります。 しかし、Bは奇数番目ではないため(△)条件を満たしません。

次に、「始まりの場所(〇)」がCの棚だと仮定すると、「終わりは始まりの隣(×)」から、Cの隣、つまりDの棚が候補に上がります。 しかし、Dも奇数番目ではないため(△)条件を満たしません。

同様に考えると、「始まりの場所(〇)」がEの棚だと仮定すると、「終わりは始まりの隣(×)」から、Eの隣、つまりFの棚が候補に上がります。 しかし、Fも奇数番目ではないため(△)条件を満たしません。

ここから、棚が2つではなく3つ以上連続していると仮定します。 もし「始まりの場所(〇)」がAの棚だった場合、Aから数えて奇数番目の棚を3つ以上連続させようとすると、A,C,E,G…と候補が上がります。 しかし、「終わりは始まりの隣(×)」という条件から、Aの隣のBの棚には秘密の書物があることになり矛盾します。

ここで、文章を注意深く読み返すと、「〇:始まりの場所を示す。」と書かれています。 つまり、〇の記号は「始まり」という言葉を示す記号であり、棚を示すものではないと考えることができます。

秘密の書物の場所を特定する棚は、奇数番目でアルファベット順で隣り合っている必要があります。 これらの条件から、奇数アルファベット始まり の単語の頭文字に着目します。 奇数 -> O (15番目の棚) アルファベット -> A (1番目の棚) 始まり -> H (8番目の棚)

AからZのアルファベット順に考えると、O, A, H の順番になります。 A(1)から始まり、隣り合った奇数番目の棚は、A(1), C(3), E(5)となります。 次に、H(8)から始まり、隣り合った奇数番目の棚を探します。G(7), I(9)が隣り合っています。 最後に、O(15)から始まり、隣り合った奇数番目の棚を探します。N(14), P(16)が隣り合っています。

A(1)から始まる棚、H(8)から始まる棚、O(15)から始まる棚をそれぞれ3つずつアルファベット順に並べると、 A, C, E G, H, I N, O, P となります。

A, C, E, G, H, I, N, O, P の中でアルファベット順で隣り合っている奇数棚は、G, I と N, P になります。 「終わりは始まりの隣(×)」という条件から、G, I と N, P の間に秘密の書物が隠されていると考えることができます。

したがって、秘密の書物は、G(7) と I(9)の間の H(8) の棚、そしてN(14)とP(16)の間の O(15) の棚に隠されていると推測できます。

しかし、棚は一つでなければなりません。

ここで、もう一度文章を注意深く読み返すと、羊皮紙には、奇妙な「記号文章」が書かれていると書かれています。 ここまで、「文章」のみに着目して謎を解いてきました。 もう一つの手がかりである「記号」に着目します。

羊皮紙に書かれた記号は 〇△□× です。 これをアルファベット順に並べると、△□〇× となります。 △は奇数、□はアルファベット、〇は始まり、×は終わりを表すことを思い出してください。

アルファベット順で謎を解くために、それぞれの記号に対応するアルファベットを当てはめます。 △ -> 奇数 -> O (15番目の棚) □ -> アルファベット -> A (1番目の棚) 〇 -> 始まり -> H (8番目の棚) × -> 終わり -> X (24番目の棚)

「終わりは始まりの隣(×)」という条件から、「始まり」であるHの隣の棚を探します。 Hの隣の棚は、G(7) と I(9)です。 「終わり」であるXの隣の棚は、W(23) と Y(25)です。

H(8)とX(24)の間にある棚で、かつ、A(1),O(15)に近い棚を探します。 H(8)とX(24)の間にある棚は、I, J, K, L, M, N, O, P, Q, R, S, T, U, V, W です。 この中で、A(1)に最も近いのはI(9)で、O(15)に最も近いのはN(14)です。

したがって、秘密の書物は、I(9)とN(14)の間にある棚に隠されていると推測できます。 I(9)とN(14)の間にある棚は、J, K, L, M です。

I(9)とN(14)の間にあるアルファベットで、かつ奇数であるアルファベットはありません。 しかし、問題を解き進めていくと「秘密の書物」という言葉が何度も出てきています。 秘密の書物 -> HIMITSUNOSHOMOTSU

HIMITSUNOSHOMOTSU の文字数を数えると14文字です。 14番目のアルファベットは N です。

N(14)は偶数なので、奇数ではありません。 しかし、HIMITSUNOSHOMOTSU の6番目の文字は M です。 Mはアルファベット順で13番目であり、奇数です。 したがって、秘密の書物は M の棚に隠されていると推測できます。

解答

Mの棚