2025-08-07 20:13 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
問題
ある王国で、代々受け継がれてきた大切な王冠が盗まれてしまいました。王国を治めるエメラルド女王は、名探偵であるあなたに王冠の捜索を依頼しました。
城には3人の怪しい人物がいます。
- 庭師のハーブ: いつも庭の手入れをしており、植物に詳しい。
- 料理人のソルト: 料理の腕は確かだが、少しばかり口が悪い。
- 執事のペッパー: 長年女王に仕えており、礼儀正しいが、どこか影がある。
聞き込み調査の結果、以下の証言が得られました。
- ハーブは「ソルトが盗んだに違いない。あいつは金に困っていたんだ。」と言っています。
- ソルトは「ペッパーがやったんだ。あいつは昔から王冠を狙っていた。」と言っています。
- ペッパーは「私は盗んでいない。ハーブが嘘をついている。」と言っています。
ただし、3人のうち1人だけが真実を語っており、残りの2人は嘘をついています。
あなたは、証言と論理的な推理だけを頼りに、王冠を盗んだ犯人を特定しなければなりません。
王冠を盗んだのは誰でしょうか?
解答
犯人を特定するためには、それぞれの証言が真実である場合を仮定し、矛盾がないかを確認していく必要があります。
1. ハーブの証言が真実の場合:
- ハーブ: ソルトが犯人 (真実)
- ソルト: ペッパーが犯人 (嘘)
- ペッパー: 私は盗んでいない、ハーブは嘘をついている (嘘)
この場合、ペッパーの証言は「私は盗んでいない」という部分が真実、「ハーブは嘘をついている」という部分が嘘となり、矛盾が生じません。
2. ソルトの証言が真実の場合:
- ハーブ: ソルトが犯人 (嘘)
- ソルト: ペッパーが犯人 (真実)
- ペッパー: 私は盗んでいない、ハーブは嘘をついている (嘘)
この場合、ペッパーの証言は「私は盗んでいない」という部分が真実、「ハーブは嘘をついている」という部分が真実となり、矛盾が生じます。なぜなら、ペッパーの証言は全体で嘘でなければならないからです。
3. ペッパーの証言が真実の場合:
- ハーブ: ソルトが犯人 (嘘)
- ソルト: ペッパーが犯人 (嘘)
- ペッパー: 私は盗んでいない、ハーブは嘘をついている (真実)
この場合、ハーブの証言が嘘であることから、ソルトは犯人ではありません。ソルトの証言も嘘であることから、ペッパーは犯人ではありません。しかし、誰も犯人ではないという結論は、問題文に反します。(誰かが盗んだという前提)
結論:
上記より、矛盾なく成り立つのは「ハーブの証言が真実の場合」のみです。
したがって、王冠を盗んだのは料理人のソルトです。