2025-08-07 16:16 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは、名探偵ホームズの助手を務めることになったばかりの新人探偵です。ある日、宮殿から緊急の依頼が舞い込んできました。
「王室の至宝、太陽王の王冠が盗まれた!」
現場に到着すると、豪華な部屋は荒らされた様子はなく、窓もドアも全て施錠されていました。しかし、王冠が飾られていた展示ケースだけが、綺麗に空っぽになっています。
警備主任は青ざめた顔で言いました。「警備システムは完璧です。誰も侵入も脱出もしていません。まるで王冠が消えたかのようです!」
あなたは、部屋に残された手がかりを注意深く調べ始めました。
手がかり
- 展示ケースの前には、小さな紙片が落ちていました。そこには、「時は金なり」と書かれています。
- 部屋の壁掛け時計は、午前3時を指したまま止まっていました。
- 警備主任の話では、最後の巡回は午前2時50分で、その時は王冠は確かに存在していたとのことです。
- 展示ケースのガラスには、内側から小さなヒビが入っていました。
- 部屋には、王室庭園に繋がる秘密の通路があり、普段は厳重に施錠されていますが、今日はなぜか鍵が開いていました。
問題
以上の手がかりから、王冠はどのようにして盗まれたのでしょうか?犯人は誰で、どのようにして犯行を成し遂げたのかを推理してください。
解答
犯人と犯行方法
犯人は、警備主任です。
推理
- 「時は金なり」の紙片: これは、時計が示す時刻(午前3時)が重要であることを示唆しています。
- 止まった壁掛け時計: 時計が止まっているのは、犯人が意図的に止めた可能性があります。
- 最後の巡回: 警備主任が午前2時50分に巡回した際、王冠は確かに存在していた。つまり、犯行はそれ以降に行われたことになります。
- 展示ケースのヒビ: ガラスの内側からのヒビは、王冠を内側から取り出す際にできた可能性があります。
- 秘密の通路: 本来施錠されているはずの通路が開いていたのは、警備主任が鍵を持っているため、容易に開けられたと考えられます。
犯行の詳細
警備主任は、午前2時50分の巡回後、壁掛け時計を午前3時に合わせて止めました。そして、秘密の通路から部屋に戻り、展示ケースの内側からガラスを割り、王冠を盗み出しました。
その後、王冠を持って秘密の通路を通り、王室庭園から逃走しました。
動機
動機は不明ですが、金銭目的、あるいは王室に対する個人的な恨みなどが考えられます。
論理性
- 警備主任は最後の巡回者であり、秘密の通路の鍵を持っているため、犯行が可能でした。
- 壁掛け時計を止めることで、犯行時間をごまかすことができました。
- 展示ケースのヒビは、王冠を内側から取り出した証拠となります。
- 「時は金なり」の紙片は、時計の時刻が重要であることを示唆しており、犯人のメッセージである可能性があります。
この推理は、全ての手がかりを矛盾なく説明でき、警備システムが完璧であるという状況下で、王冠が盗まれた方法として最も可能性が高いものです。