2025-08-06 22:12 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の行方
【物語】
ここは美しい王国、エルドラド。エルドラドは豊かな自然と賢い人々のおかげで、長年平和を保ってきました。しかし、そんなエルドラドに危機が訪れます。
エルドラドの象徴である「太陽の王冠」が、ある夜突然盗まれてしまったのです!王冠は、エルドラドの繁栄の源である太陽の力を宿すと言われ、無くなると王国全体が衰退してしまうという言い伝えがあります。
王様は、王国一の探偵であるあなたに、王冠の捜索を依頼しました。
【手がかり】
王冠が盗まれた夜、城には4人の人物がいました。
- 庭師のガーデナー: 毎晩、庭のバラを手入れしていました。
- 料理人のコック: 王様の夜食を作っていました。
- 警備隊長のガード: 城の警備をしていました。
- 王様の弟のプリンス: 自室で読書をしていました。
彼らはそれぞれ、以下のように証言しています。
- ガーデナー: 「夜通し庭にいたけど、誰も見ていないよ。王冠が盗まれたなんて、朝になって初めて知ったんだ。」
- コック: 「夜食を作って王様に届けた後、すぐに自分の部屋に戻って寝たよ。誰も見ていない。」
- ガード: 「城の入り口を警備していたが、誰も出入りしていない。警備は完璧だったはずだ。」
- プリンス: 「夜遅くまで本を読んでいた。疲れたから、途中で寝てしまったよ。」
さらに、城に残された足跡から、犯人は庭を通って逃げたことがわかっています。しかし、庭にはバラのトゲが散らばっており、慎重に進まないと怪我をしてしまう状況でした。そして、怪我をした人物は、以下の通り証言が変わるという情報があります。
- 怪我をした人物の証言: 「私は犯人ではありません。〇〇が犯人です。」
- 怪我をしていない人物の証言: 証言は変わらない。
【問題】
以上の情報から、太陽の王冠を盗んだ犯人を突き止めてください。
解答
まず、庭師のガーデナーは「夜通し庭にいた」と言っていますが、もし彼が犯人なら、庭を通って逃げる必要はありません。したがって、ガーデナーは犯人ではない可能性が高いです。
次に、ガードが「誰も出入りしていない」と言っていることから、犯人は城の外に逃げていません。つまり、犯人はまだ城の中にいることになります。
もし、ガーデナーが犯人ではないと仮定すると、庭を通って逃げた足跡の持ち主は、ガーデナー以外になります。そして、庭にはバラのトゲがあり、庭を通ると怪我をする可能性があります。
もし、ガーデナーが怪我をしていた場合、彼は証言を変え、「私は犯人ではありません。〇〇が犯人です。」と言うはずです。しかし、ガーデナーの証言は変わっていないため、ガーデナーは怪我をしていないことになります。
したがって、犯人は庭を通って逃げた際に怪我をした可能性が高いです。
犯人は、コック、ガード、プリンスのうちの誰かです。ここで、もしコックが犯人なら、彼は怪我をして証言を変え、「私は犯人ではありません。〇〇が犯人です。」と言うはずです。同様に、もしガードが犯人なら、彼は怪我をして証言を変え、「私は犯人ではありません。〇〇が犯人です。」と言うはずです。
しかし、現在の証言を総合すると、以下のようになります。
- コック:夜食を作って王様に届けた後、すぐに自分の部屋に戻って寝た。誰も見ていない。
- ガード:城の入り口を警備していたが、誰も出入りしていない。警備は完璧だったはずだ。
- プリンス:夜遅くまで本を読んでいた。疲れたから、途中で寝てしまった。
プリンスは、「疲れたから、途中で寝てしまった」と言っています。これは、彼が王冠を盗んだ後、疲れて寝てしまったと解釈できます。また、彼が怪我をした場合、証言を変えるはずですが、彼は「疲れたから寝てしまった」という、少し曖昧な証言をしていることから、怪我をして証言を変えようとしている可能性があります。
よって、犯人はプリンスです。