2025-08-06 18:18 の謎

毎日楽しめる謎解き:不思議な図書館の物語

物語

あなたは、古びた図書館に迷い込んでしまいました。そこは「時の迷宮図書館」と呼ばれ、一度入ると謎を解かない限り出られないという噂があります。図書館の中は薄暗く、埃っぽい本の匂いが漂っています。

図書館の奥に進むと、一冊だけ光を放つ本が目に留まりました。表紙には「時の旅人の記録」と書かれています。その本を開くと、こんな文章が書かれていました。

「過去、現在、未来…時の流れは常に一定ではない。 迷い込んだ者よ、真実の道を見つけるには、以下の謎を解き明かせ。 3つの部屋に隠された言葉を見つけ出し、それらを繋げよ。 それが、この迷宮からの脱出の鍵となるだろう。」

図書館には3つの部屋があります。それぞれの部屋には謎とヒントが隠されています。

第一の部屋:過去の部屋

部屋に入ると、壁一面に古い写真が飾られています。写真には様々な時代の風景が写っていますが、一枚だけ裏返しになっている写真がありました。その写真の裏には、こう書かれています。

「過去を知るには、隠された順序を見抜け。 写真に写る建造物の建築年を古い順に並べ、その頭文字を繋げよ。」

写真には以下の建造物が写っています。

  1. ピラミッド(紀元前2589年頃)
  2. コロッセオ(紀元80年)
  3. ノートルダム大聖堂(1163年)
  4. タージ・マハル(1648年)

第二の部屋:現在の部屋

部屋の中央には、大きな地球儀が置かれています。地球儀には無数のピンが刺さっており、いくつかのピンには紙片が結び付けられています。そのうちの一つの紙片には、こう書かれています。

「現在を理解するには、隠された場所を特定せよ。 紙片が示す都市の緯度と経度を足し合わせ、その合計が最も大きい都市を探せ。 その都市の名前をローマ字で書き出し、頭文字を抜き出せ。」

紙片が示す都市は以下の通りです。

  1. 東京(緯度:35度、経度:139度)
  2. ニューヨーク(緯度:40度、経度:-74度)
  3. ロンドン(緯度:51度、経度:0度)
  4. シドニー(緯度:-33度、経度:151度)

第三の部屋:未来の部屋

部屋全体が鏡で覆われており、無限に続くように見えます。部屋の奥には、小さな箱が置かれています。箱の中には、一枚のカードが入っています。カードには、こう書かれています。

「未来を予測するには、隠された数字を読み解け。 鏡に映る自分の姿をよく見よ。 そこに隠された数列を見つけ出し、次の数字を当てよ。」

鏡に映る自分の姿を見ると、鏡の一部に以下のような数列が浮かび上がっていることに気が付きます。

1, 1, 2, 3, 5, 8, ?

3つの部屋で見つけた言葉を繋げ、この「時の迷宮図書館」から脱出する方法を見つけ出してください。


解答

第一の部屋:過去の部屋

建造物の建築年を古い順に並べると、

  1. ピラミッド(紀元前2589年頃)
  2. コロッセオ(紀元80年)
  3. ノートルダム大聖堂(1163年)
  4. タージ・マハル(1648年)

それぞれの頭文字を繋げると、「ピコノタ」となります。

第二の部屋:現在の部屋

各都市の緯度と経度を足し合わせます。

  1. 東京:35 + 139 = 174
  2. ニューヨーク:40 + (-74) = -34
  3. ロンドン:51 + 0 = 51
  4. シドニー:-33 + 151 = 118

合計が最も大きいのは東京です。東京をローマ字で書くと”TOKYO”なので、頭文字は「T」となります。

第三の部屋:未来の部屋

数列はフィボナッチ数列です。前の2つの数字を足すと次の数字になります。 1 + 1 = 2 1 + 2 = 3 2 + 3 = 5 3 + 5 = 8 5 + 8 = 13

次の数字は「13」です。

脱出の鍵

3つの部屋で見つけた言葉を繋げると、「ピコノタT13」となります。 これは、それぞれの部屋のヒントから導き出されたキーワードをつなげたものです。 この言葉を図書館の本棚に向かって唱えると、隠された扉が現れ、あなたは「時の迷宮図書館」から脱出することができました。