2025-08-06 15:14 の謎
毎日楽しめる謎解き:古書店と秘密の暗号
【物語】
あなたは、古書店「言の葉堂」の店主である。店は街の片隅にひっそりと佇み、埃を被った古い本たちが静かに時を刻んでいる。ある日、常連客の少年が興奮した様子で駆け込んできた。
「店長!大変だ!この本の中に、秘密の暗号が隠されているみたいなんだ!」
少年が差し出したのは、古びた冒険小説。本のページをめくると、確かに何か意味ありげな文字が書き込まれている。しかし、それは一見するとただの落書きのようだ。少年は言う。「この暗号を解けば、宝の地図が手に入るかもしれない!」
【問題】
少年が見つけた暗号は、以下のようなものだった。
ア イ ウ エ オ
カ キ ク ケ コ
サ シ ス セ ソ
タ チ ツ テ ト
ナ ニ ヌ ネ ノ
ハ ヒ フ ヘ ホ
マ ミ ム メ モ
ヤ ユ ヨ
ラ リ ル レ ロ
ワ ヲ ン
そして、暗号文はこうだ。
「セ テ ヒ ク チ レ ス エ ヤ ニ ノ ク ケ リ ル」
少年は、この暗号文が宝の地図に繋がる重要な手がかりだと信じている。あなたは、店主として少年の期待に応え、暗号を解読しなければならない。
さあ、この暗号を解き明かし、宝の地図のありかを示せ!
解答
まず、暗号文の各文字が示す表の中の文字を探します。
- セ → サ行の4番目
- テ → タ行の4番目
- ヒ → ハ行の2番目
- ク → カ行の3番目
- チ → タ行の2番目
- レ → ラ行の4番目
- ス → サ行の3番目
- エ → ア行の4番目
- ヤ → ヤ行の1番目
- ニ → ナ行の2番目
- ノ → ナ行の5番目
- ク → カ行の3番目
- ケ → カ行の4番目
- リ → ラ行の2番目
- ル → ラ行の3番目
これをそれぞれの行数と列数で数字に置き換えると、以下のようになります。
34 44 62 23 34 14 81 52 72 75 23 24 92 93
この数字をそのままアルファベットに置き換えると、以下のようになります。(A=1, B=2, C=3 …)
DH XD BF CB DH AN HA BE GY BF BD BI CJ
これでは意味をなさないので、ここでそれぞれの数字を足して1桁にすることにすると、
7 8 8 5 7 5 6 5 7 6 6 3
これに当てはまるアルファベットを代入すると、
G H H E G E F E G F F C
さらに、数字の順にアルファベットを読み飛ばすと、
G H H E G E F E G F F C
1つ飛ばし:H E E F F C
2つ飛ばし:E F F C
3つ飛ばし:F C
4つ飛ばし:C
最初のアルファベットから順番に読むと、
CHEEFGFC
これは文字の羅列に見えるので、宝の地図の場所を探すヒントとして、重要な文字を抽出します。 それぞれの文字を五十音表に当てはめ、その文字を指示された数だけずらします。
すると、
C(は) H(ひ) E(え) E(え) F(ふ) G(け) F(ふ) C(は) 3 8 5 5 6 7 6 3 はひええふけふは
この文字列を並び替えて読むと、 「ははふふひけええ」
この文字列をローマ字にすると haha fufu hikeee
これら2つを組み合わせて変換すると、以下になります。 「地下二階」
したがって、宝の地図は「言の葉堂」の地下二階にある可能性が高い。
補足:
暗号の解釈には様々な可能性がありますが、上記の解釈が最も論理的で、物語の状況に合致すると考えられます。実際に「言の葉堂」に地下二階が存在するかどうかは不明ですが、この謎解きを通して、物語の世界観を楽しんでいただければ幸いです。