2025-08-04 16:17 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
【物語】
ここは、とある小さな国、エルディア王国。今日は、年に一度の「王冠の日」です。この日、王国民は王家の繁栄を祈り、王宮に飾られた美しい王冠を一目見ようと集まります。
しかし、今年は大変な事態が起こりました。厳重に警備されたはずの王宮から、王冠が消えてしまったのです!
国王は名探偵であるあなたに、王冠を取り戻すよう依頼しました。
王宮には、王冠の警備を担当していた4人の騎士がいます。騎士たちはそれぞれ、王冠が消えた時間帯のアリバイを主張しています。
- 騎士A: 「王冠が消えたとされる時間帯、私は武器庫で剣の手入れをしていました。武器庫には、私が使っていた砥石と油の匂いが残っているはずです。」
- 騎士B: 「私はその時間、庭園でバラの手入れをしていました。バラのトゲで手を怪我してしまい、手当てをした痕が残っています。」
- 騎士C: 「私は食堂で夕食をとっていました。その時間、食堂には私以外に料理長と給仕係がいました。」
- 騎士D: 「私は自分の部屋で書物を読んでいました。部屋には誰もおらず、本を読んでいた証拠として、栞が挟まったままの本が置いてあります。」
しかし、国王は騎士たちの中に嘘をついている者がいると睨んでいます。なぜなら、王宮の調査の結果、以下の事実が判明したからです。
- 武器庫からは、砥石と油の匂いはしなかった。
- 庭園のバラは、昨日のうちに手入れが終わっていた。
- 食堂の料理長と給仕係は、騎士Cが食堂に来る前に退勤していた。
- 騎士Dの部屋の本は、新品同様で一度も開かれた形跡がなかった。
【問題】
上記の証言と事実から、王冠を盗んだ犯人は誰でしょうか?また、犯行に使われたと思われるトリックを説明してください。
解答
犯人:騎士C
トリック:
騎士Cは、食堂で夕食をとっていたと証言していますが、実際には料理長と給仕係は退勤しており、アリバイを偽証しています。彼が王冠を盗んだ犯人である可能性が高いです。
騎士Cは、料理長と給仕係がいない時間帯に食堂に侵入し、王冠を盗んだと考えられます。食堂は王宮の構造上、王冠が保管されていた部屋に比較的近い場所に位置している可能性があり、犯行に都合が良かったのでしょう。