2025-08-04 06:24 の謎
毎日謎解き:消えた王女のティアラ
物語
アリス王女は、明日の戴冠式で身につける予定だった大切なティアラを、今朝になって紛失してしまったことに気づきました。王女の部屋に出入りできるのは、以下の5人だけです。
- 執事のジョン:完璧主義者で、常に時間に正確。
- メイドのメアリー:おしゃべり好きで、噂話に詳しい。
- 庭師のデイビッド:花の手入れに熱心で、少しぼーっとしている。
- 料理人のエマ:手際が良く、お菓子作りが得意。
- 王女の侍女のソフィア:王女と一番親しく、いつも一緒にいる。
王女は、5人に話を聞きました。すると、それぞれが次のように証言しました。
- ジョン:「朝7時に王女様の部屋の前を通りましたが、誰もいませんでした。」
- メアリー:「朝8時頃に、デイビッドが王女様の部屋から出てくるのを見ました。」
- デイビッド:「朝9時から庭の手入れをしていました。メアリーとは会っていません。」
- エマ:「朝からずっと厨房でお菓子を作っていました。誰も見ていません。」
- ソフィア:「朝から王女様と一緒にいましたが、9時にお茶の準備のために部屋を出ました。戻ってきたらティアラがなくなっていました。」
しかし、王女は彼らの証言の中に嘘があることに気づきました。なぜなら、
- 犯人は1人だけ
- 犯人だけが嘘をついている
からです。
問題
論理的に考えて、ティアラを盗んだのは誰でしょうか?
解答
犯人はデイビッドです。
理由
-
メアリーとデイビッドの証言の矛盾: メアリーは「朝8時頃にデイビッドが王女様の部屋から出てくるのを見た」と言い、デイビッドは「朝9時から庭の手入れをしていてメアリーとは会っていない」と言っています。どちらかの証言が嘘になります。
- ジョン、エマ、ソフィアの証言の検証:
- もしジョンが嘘をついていると仮定すると、朝7時に誰かが王女の部屋にいたことになります。しかし、犯人が1人しかいないという条件と、他の証言との整合性を考えると、ジョンが犯人である可能性は低いと言えます。
- もしエマが嘘をついていると仮定すると、エマは厨房にいなかったことになりますが、ティアラを盗んだ理由が薄く、他の証言との関連性も乏しいです。
- もしソフィアが嘘をついていると仮定すると、ソフィアが部屋を出る前からティアラがなかったことになります。しかし、ソフィアが王女と最も親しいという設定から、動機が弱く、不自然です。
-
メアリーが嘘をついている場合: メアリーが嘘をついている場合、デイビッドは正直に証言していることになります。しかし、デイビッドが犯人でない場合、メアリーが嘘をつく動機がありません。
- デイビッドが嘘をついている場合: デイビッドが嘘をついている場合、メアリーの証言は正しいことになります。つまり、デイビッドが8時頃に王女の部屋から出てきたことになります。これが、彼がティアラを盗んだ時間と考えるのが最も合理的です。また、ぼーっとしているという性格設定も、犯人である可能性を示唆しています。
したがって、最も可能性が高いのは、デイビッドが嘘をついており、彼がティアラを盗んだという結論になります。