2025-08-04 03:48 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の宝石
問題
あなたは名探偵。ある日、王室から緊急の依頼が舞い込んできた。
「大変です!王冠に嵌められていた宝石が盗まれてしまいました!」
王室の広間には、以下の証言が残されていた。
- 女王: 「盗まれたのは、ルビーかサファイアのどちらかです。ダイヤではありません。」
- 騎士A: 「盗まれたのは、サファイアではありません。エメラルドでもありません。」
- 騎士B: 「盗まれたのは、ルビーかエメラルドのどちらかです。」
さらに、現場に残された足跡から、犯人は一人だと断定された。王室には、女王、騎士A、騎士Bの3人しかいなかった。
犯人はこの3人のうちの誰かであり、犯人は嘘をついている。それ以外の人は真実を述べている。
盗まれた宝石と犯人を特定してください。
解答
まず、3人の証言を整理します。
- 女王: ルビーまたはサファイア
- 騎士A: サファイアではなく、エメラルドでもない(つまり、ルビーかダイヤ)
- 騎士B: ルビーまたはエメラルド
ここで、仮に女王が犯人だとすると、女王の証言は嘘になります。つまり、「ルビーでもサファイアでもない」ということになります。しかし、騎士Aと騎士Bの証言が真実だとすると、盗まれた宝石はルビー、サファイア、エメラルドのいずれかである必要があります。これは矛盾するので、女王は犯人ではありません。
次に、騎士Aが犯人だとすると、騎士Aの証言は嘘になります。つまり、「サファイアかエメラルドである」となります。女王と騎士Bの証言が真実だとすると、盗まれた宝石はルビーまたはサファイアであり、ルビーまたはエメラルドである必要があります。両方の条件を満たすのはルビーのみです。この場合、騎士Aは「サファイアかエメラルドである」という嘘をついていることになり、状況と矛盾しません。
最後に、騎士Bが犯人だとすると、騎士Bの証言は嘘になります。つまり、「ルビーでもエメラルドでもない」となります。女王と騎士Aの証言が真実だとすると、盗まれた宝石はルビーまたはサファイアであり、ルビーまたはダイヤである必要があります。両方の条件を満たすのはルビーのみです。しかし、騎士Bは「ルビーでもエメラルドでもない」という嘘をついていることになり、状況と矛盾しません。
よって、犯人は騎士Aであり、盗まれた宝石はルビーです。