2025-08-03 19:10 の謎
毎日楽しめる謎解き:古書店と秘密の書物
物語
あなたは、古書店「言の葉堂」の店主である老紳士、ミスター・リードに頼まれ、店の整理を手伝うことになりました。言の葉堂は、長い歴史を持つものの、最近は経営が傾きかけています。埃っぽい書架を整理していると、奥の棚からひときわ古い、装丁もされていない一冊の本を見つけました。
表紙には何も書かれていませんが、本の隙間から覗く紙は、ただの古書とは思えないほど上質です。興味をそそられたあなたは、ミスター・リードにこの本について尋ねました。
「ああ、それは『秘密の書物』と呼ばれているものじゃ。昔、この店に訪れた謎めいた人物が置いていったものだ。誰も内容を理解できず、私も長い間、忘れ去っていたよ。」
ミスター・リードはそう言うと、埃を払って本を開きました。すると、中には奇妙な図形と文章が書かれていました。
「この書には、店を救う秘密が隠されているらしい。もし、君が解き明かせるなら、言の葉堂は救われるだろう。」
あなたは、ミスター・リードの期待を背に、秘密の書物の謎に挑むことにしました。
問題
書物の最初のページには、以下のような図形と文章が記されていました。
A B C D E F G H I J
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0
「時は満ちた。古き書物の言葉を辿り、言の葉堂に眠る宝を見つけよ。
A+B = C, D-E = A, F*G = J, H/I = B, C+F = H。
宝の場所は、この式を解き、対応する数字の書架の順番を示す。」
この暗号を解読し、宝の場所を示す書架の順番を答えてください。
解答
まず、与えられた式を解きます。
- A+B = C
- D-E = A
- F*G = J
- H/I = B
- C+F = H
これらの式と、A~J が 0~9 のいずれかの数字に対応することを利用します。
- J = 0 です。なぜなら、F*G = J であり、FとGは0以外の数字なので、Jが0でないと式が成り立たないからです。
- I = 1 です。なぜなら、H/I = B であり、Iが1でないとHとBが同じ数字になってしまうからです。
- B = 8 です。理由はH/I = Bより。H/1 = B となり、C+F = H より Hは8。
- H = 8 です。理由は上記参照。
- A = 1 です。理由はD-E = A と、DとEは4と3しか組み合わせがない。
- C = 3 です。理由は A+B = C より。
- F = 5 です。理由は C+F = H より。
- G = 6 です。理由は F*G = J より。
- D = 4 です。理由は D-E = Aより。
- E = 3 です。理由は D-E = Aより。
したがって、各アルファベットに対応する数字は以下のようになります。
- A = 1
- B = 2
- C = 3
- D = 4
- E = 5
- F = 6
- G = 7
- H = 8
- I = 9
- J = 0
書架の順番は、対応する数字の順番なので、「1 2 3 4 5 6 7 8 9 0」 となります。
結論
宝の場所を示す書架の順番は、「1番、2番、3番、4番、5番、6番、7番、8番、9番、0番」です。