2025-08-02 15:11 の謎

毎日謎解き:消えた王冠の宝石

物語

古都アヴァロンにそびえ立つ王宮。そこには代々王家に伝わる、美しい王冠がありました。王冠には7つの宝石がはめ込まれており、それぞれ「知恵」「勇気」「慈愛」「希望」「誠実」「忍耐」「謙虚」を象徴していました。

しかし、ある朝、王宮の警備隊長が青ざめた顔で国王の元へ駆けつけました。「大変です!王冠の宝石が一つ、消えております!」

国王は名探偵であるあなたを呼び寄せ、事件の解決を依頼しました。王冠が保管されていた部屋は厳重に施錠されており、侵入の形跡はありません。部屋に出入りできたのは、国王、王妃、王子、王女、そして警備隊長の5人だけです。

聞き込み調査の結果、以下の証言が得られました。

さらに、王宮には奇妙な噂がありました。「王冠の宝石は、持ち主の心が欠けているものを拒む」というのです。つまり、宝石が消えたということは、誰か一人の心が、その宝石が象徴するものを失っている可能性があるのです。

あなたは、それぞれの証言と噂を照らし合わせ、失われた宝石と、それを失った人物を特定しなければなりません。

問題

  1. 消えた宝石は何ですか?
  2. 宝石を失ったのは誰ですか?
  3. なぜ、その人物が宝石を失ったと言えるのですか?

解答

  1. 消えた宝石:誠実
  2. 宝石を失った人物:警備隊長
  3. 理由:

    • 国王、王妃、王子、王女の証言: 王冠の部屋への出入りを否定しており、状況証拠からも不審な点は見当たらない。
    • 警備隊長の証言: 警備隊長は「誰も出入りするのを見ていない」と証言している。しかし、部屋は厳重に施錠されており、侵入の形跡がないことから、内部の人間が宝石を持ち出した可能性が高い。警備隊長が嘘をついている、つまり「誠実」さを欠いていると考えられる。
    • 噂との照合: 「王冠の宝石は、持ち主の心が欠けているものを拒む」という噂は、警備隊長が誠実さを失ったために宝石が消えたという状況と一致する。
    • 警備隊長は誰も出入りを見ていないと言っているが、それは彼自身が宝石を盗んだから見ていない、つまり「誠実」さを欠いている。