2025-08-02 04:28 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語:
ある国の博物館で、国宝である「太陽の王冠」が盗まれてしまいました。警備システムは完璧で、外部からの侵入は不可能。つまり、犯人は内部にいることになります。
博物館には、以下の5人の人物がいました。
- 館長: 厳格な性格で、長年博物館のために尽力してきた。事件発生時、自分のオフィスで書類の整理をしていたと証言。
- 学芸員: 王冠の価値を誰よりも知っている。事件発生時、展示室で別の展示品の準備をしていたと証言。
- 警備員: 真面目な性格で、警備システムに詳しい。事件発生時、監視カメラのチェックをしていたと証言。
- 清掃員: 勤続年数が長く、博物館の隅々まで知っている。事件発生時、休憩室で休憩していたと証言。
- 見習い: 最近入ってきたばかりで、まだ仕事に慣れていない。事件発生時、バックヤードで荷物の整理をしていたと証言。
盗まれた王冠は、特殊なケースに入れられており、ケースを開けるには特定の暗証番号が必要です。暗証番号を知っているのは、館長と学芸員だけです。
さらに、以下の情報が分かっています。
- 警備システムは、停電時でもバックアップ電源で30分間は作動する。
- 事件発生時、博物館全体が5分間だけ停電した。
- 停電中、監視カメラは完全に停止した。
- 犯人は、王冠を持ち出す際に、展示室の非常口を使用した。非常口は、通常は施錠されているが、停電時には自動的に開錠される。
- 清掃員は、事件当日、朝から体調が悪く、ほとんど休憩室で横になっていたと証言している。
問題:
上記の情報を元に、犯人は誰でしょうか? そして、どのようにして王冠を盗んだのでしょうか?
解答
犯人: 学芸員
犯行方法:
- 学芸員は、王冠のケースの暗証番号を知っている。
- 学芸員は、停電のタイミングを利用した。停電は、計画的なものではなく、たまたま発生したものだったと考えるのが自然である。
- 停電中、監視カメラが停止することを知っていた学芸員は、展示室から王冠を持ち出し、非常口から逃走した。
- 学芸員は、停電前から展示室にいたため、アリバイがあるように見せかけた。
- 犯人が学芸員である理由は、館長と学芸員しか暗証番号を知らないため、この二人が犯人候補となる。
- しかし、館長はオフィスにいたという証言があり、警備システムの知識も乏しい。
- したがって、暗証番号を知っていて、展示室にいた学芸員が最も犯人である可能性が高い。
論理的根拠:
- 内部犯行である:外部からの侵入が不可能なため。
- 暗証番号を知っている:王冠のケースを開けられたのは、暗証番号を知っている者だけ。
- 停電の利用:監視カメラが停止するタイミングで犯行を実行。
- 非常口の利用:停電時に自動的に開錠されるため、容易に王冠を持ち出せる。
- 清掃員のアリバイ:体調不良のため、犯行は困難。
- 見習い:暗証番号を知らない。
この謎解きは、与えられた情報を整理し、論理的に矛盾のない結論を導き出すことで解決できます。小学生高学年から大人まで、推理を楽しむことができるでしょう。