2025-08-01 17:14 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた絵筆
物語
あなたは新米の探偵助手。今日は、有名な画家、ピカソ太郎氏の邸宅で起こった事件の調査に来ています。ピカソ太郎氏は、明日の個展に向けて準備していた絵筆が、何者かに盗まれたと訴えています。
「明日の個展で使う、特別な絵筆なんだ! これがないと、最高の絵が描けない!」
ピカソ太郎氏の証言によると、絵筆はいつもアトリエの机の上に置いてあるはずでした。しかし、今朝、アトリエに入ると、絵筆だけが消えていたのです。
アトリエには、ピカソ太郎氏の他に、3人の人物が出入りしていました。
- 助手のミドリ: ピカソ太郎氏の身の回りの世話をする。事件当日、朝食の準備で忙しかったと言う。
- 画商のアカネ: ピカソ太郎氏の絵を販売する。事件当日、個展の準備について打ち合わせに来ていたと言う。
- ライバルのキイロ: 同じく画家。事件当日、ピカソ太郎氏に新作を見せに来たと言う。
あなたは、3人から話を聞き、アトリエを調べました。すると、以下の証拠が見つかりました。
- アトリエのドアは、事件当日、常に施錠されていた。鍵を持っているのは、ピカソ太郎氏と助手のミドリのみ。
- 窓は全て閉まっており、内側から鍵がかかっていた。
- アトリエの机の上には、絵筆の入っていたと思われる箱が残されていた。箱には、わずかに絵の具の匂いが残っている。
- 画商のアカネは、「ピカソ太郎先生の絵筆は、とても高価だと聞きました。私もいつか手に入れたいものです。」と証言した。
- ライバルのキイロは、「ピカソ太郎の絵筆なんて、どうでもいい。俺の絵の方がずっと素晴らしい。」と証言した。
- 助手のミドリは、「私は朝食の準備で忙しかったので、アトリエには一度も入っていません。」と証言した。
- ピカソ太郎氏は、「私は朝アトリエに入った時、机の上の箱に絵筆がないことに気づいたんだ。」と証言した。
問題
上記の証拠と証言から、絵筆を盗んだ犯人は誰でしょうか? そして、どのようにして絵筆を盗んだのでしょうか?
解答
解答
犯人: 助手のミドリ
犯行方法:
- アトリエの鍵を持っているのはピカソ太郎氏と助手のミドリだけです。窓からの侵入は不可能なので、犯人は鍵を持っている人物の中にいると考えられます。
- ピカソ太郎氏が朝アトリエに入った時、既に絵筆が無かったことから、朝食の準備で忙しかったというミドリが犯人である可能性が高いです。
- ミドリは朝食の準備をしていたと証言していますが、鍵を持っているためアトリエに自由に出入りできます。朝食の準備の合間にアトリエに入り、絵筆を盗む時間があったと考えられます。
- ミドリはピカソ太郎氏の身の回りの世話をしているため、絵筆の価値を知っていた可能性があります。高価な絵筆を盗んで換金しようと考えたのかもしれません。
- アカネは絵筆に興味を示していましたが、盗む動機は薄いです。キイロは絵筆に全く興味を示しておらず、動機もありません。
したがって、絵筆を盗んだ犯人は、アトリエの鍵を持ち、絵筆の価値を知っていて、アリバイが曖昧な助手のミドリであると結論付けられます。