2025-08-01 16:15 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王女のティアラ
物語
古の王国、アルカディア。平和な日々が続いていた王宮で、王女エメラルドの16歳の誕生日を祝う舞踏会が開かれようとしていました。しかし、開宴直前、王女が大切にしていたティアラが宝石箱から消えてしまったのです!
王女は泣きながら言いました。「今日のために特別に用意したティアラなのに…!誰かが私を陥れようとしているの?」
容疑者は3人。
- 宰相:常に冷静沈着で、王からの信頼も厚い。しかし、最近、王女の教育方針を巡って王と意見が対立していた。
- 騎士団長:王女の護衛を務める勇敢な騎士。しかし、不器用な性格で、王女に想いを寄せているが、なかなか伝えられない。
- 侍女頭:王女の世話を焼くベテランの侍女。王女を実の娘のように可愛がっているが、最近、王宮内で噂話をしている姿が目撃されている。
現場に残された証拠は、以下の3つです。
- 宝石箱の近くに、宰相が愛用している高級な羽根ペンが落ちていた。
- 騎士団長の部屋から、王女の好きな花である白いバラの花びらが見つかった。
- 侍女頭のポケットから、王女のティアラの設計図の一部が出てきた。
王女は言います。「私の誕生日を台無しにした犯人を突き止めて!そして、ティアラを取り戻して!」
あなたは名探偵となり、論理的な推理で真犯人を突き止めてください。
問題
上記の証拠と容疑者の証言から、真犯人を特定してください。
容疑者の証言
- 宰相:「私は王女の教育のことで王と議論したが、王女を憎んでいるわけではない。羽根ペンは執務室で使っているもので、なぜ宝石箱の近くにあったのかは分からない。」
- 騎士団長:「私は王女に想いを寄せているが、盗みなどするはずがない。白いバラは王女に贈ろうと思って育てていたものだ。」
- 侍女頭:「私は王女を心から愛している。設計図は、王女のティアラを修理するために王室御用達の宝石商から取り寄せたものだ。無くしたと思っていたら、ポケットに入っていた。」
解答
真犯人は侍女頭です。
理由
- 宰相の羽根ペン: 宰相が羽根ペンを執務室で使っているのは事実であり、それがたまたま宝石箱の近くに落ちていた可能性も否定できません。宰相が王女を憎んでいるという証拠もありません。
- 騎士団長の白いバラ: 騎士団長が王女に想いを寄せ、白いバラを育てていたという証言は、動機にはなりえますが、直接的な証拠ではありません。
- 侍女頭の設計図: 侍女頭は設計図を「修理のために取り寄せた」と説明していますが、ティアラが盗まれた時点で「修理」の必要はありません。ティアラが盗まれてから修理が必要になるのであり、時系列が矛盾しています。つまり、侍女頭は盗む前からティアラの設計図を持っており、盗む計画があったと考えられます。
- 動機: 侍女頭が噂話をしていた事から、王女に対して良くない感情を抱いていた可能性も否定できません。また、王女を自分の手元に置いておきたいという歪んだ愛情が犯行に繋がったとも考えられます。
これらのことから、最も論理的に矛盾がなく、状況証拠が揃っているのは侍女頭であると判断できます。