2025-08-01 11:11 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠と秘密の晩餐会
【問題】
古の王国、エメラルド王国には代々受け継がれる「太陽の王冠」という宝物がありました。しかし、ある晩餐会の夜、厳重に警備されていたはずの王冠が忽然と姿を消してしまったのです。
晩餐会には、国王、王妃、王子、王女、そして4人の高官、合計8人が参加していました。それぞれの人物が、何か隠しているような素振りを見せています。
事件当日、以下の情報が残されています。
- 証言1(国王): 「私は晩餐の間、王妃と政治の話をしていた。王冠のことなど気にも留めていなかった。」
- 証言2(王妃): 「国王がおっしゃる通りです。私は国王とずっと一緒でした。王女が少し落ち着かない様子だったのが気になりました。」
- 証言3(王子): 「私は高官Aと、隣の国の情勢について話し込んでいました。王女は一人でワインを飲んでいたようです。」
- 証言4(王女): 「私は少し体調が悪く、ワインを飲んでいました。王子はずっと高官Aと話していたと思います。高官Bが何かを企んでいるような目つきで、何度も王冠の方を見ていたのが印象的でした。」
- 証言5(高官A): 「王子と話していました。王女は一人で寂しそうでしたね。高官Cは、国王と王妃に何か話しかけていたように見えました。」
- 証言6(高官B): 「私は晩餐の間、ずっと料理を楽しんでいました。王女がワインを飲みすぎていないか少し心配でした。」
- 証言7(高官C): 「私は国王と王妃に、最近の税制について説明していました。高官Dは、いつも隅の方で静かにしている人です。」
- 証言8(高官D): 「私は晩餐の間、静かに食事をしていました。特に何も変わったことはありませんでした。」
さらに、以下の事実が判明しました。
- 犯人は、晩餐会の参加者の中にいる。
- 犯人は、嘘をついている。
- 王冠は、晩餐会の会場から持ち出されていない。
- 体調が悪かった王女はワインを飲んでいない。
これらの情報から、太陽の王冠を盗んだ犯人を特定してください。
解答
犯人は高官Bです。
【解説】
この問題を解くには、証言と事実を照らし合わせて、矛盾点を見つける必要があります。
- 王女の証言と事実4の矛盾: 王女は体調が悪くワインを飲んでいたと言っていますが、事実4ではワインを飲んでいないとされています。つまり、王女は嘘をついており、犯人である可能性があります。しかし、王女が嘘をつく理由が「体調不良でワインを飲んでいた」ことだけだとすると、王冠を盗んだ犯人である必然性はありません。王女が犯人である可能性は低いですが、保留とします。
- 高官Bの証言と王女の証言の矛盾: 高官Bは「晩餐の間、ずっと料理を楽しんでいた」と言っていますが、王女は「高官Bが何かを企んでいるような目つきで、何度も王冠の方を見ていた」と証言しています。この二つの証言は両立しません。つまり、高官Bが嘘をついており、犯人である可能性があります。
王女が嘘をついている理由は不明ですが、高官Bが嘘をついている理由は、王冠を盗んだという事実を隠すためだと考えられます。
したがって、最も可能性が高い犯人は高官Bです。