2025-08-01 10:13 の謎
今日の謎解き:消えたケーキの行方
ストーリー
今日は、年に一度の「お菓子の日」。小学5年生の探偵、コナン君の家では、朝からお母さんが腕によりをかけて大きなチョコレートケーキを焼いてくれました。
「コナン、今日は特別だよ。友達を呼んで、みんなでこのケーキを食べなさい!」
コナン君は大喜びで、クラスの仲良し3人組、アユミちゃん、ゲンタ君、ミツヒコ君を家に招待しました。
「わーい!美味しそうなケーキ!」 アユミちゃんは目を輝かせ、ゲンタ君はよだれをゴクリ、ミツヒコ君はケーキの完璧なデコレーションに感嘆しています。
ところが、みんなでテーブルにつこうとしたその時…
「あれ?ケーキがない!」
さっきまでテーブルの上にあったはずのチョコレートケーキが、跡形もなく消えてしまったのです。
部屋にいたのは、コナン君、アユミちゃん、ゲンタ君、ミツヒコ君、そしてお母さんの5人だけ。
コナン君は名探偵として、この謎を解き明かすことにしました。
証拠
コナン君は、部屋に残された証拠を集めました。
- アユミちゃんの証言: 「ケーキがなくなった時、私は窓の外を見ていました。鳥が飛んでいるのが見えたんです。」
- ゲンタ君の証言: 「俺はケーキを早く食べたくて、ずっとテーブルの周りをウロウロしてたんだ。誰もケーキを持っていくのを見てないぞ!」
- ミツヒコ君の証言: 「私は、ケーキの写真を撮ろうと、カメラの設定をしていました。ですから、ケーキから目を離していた時間があります。」
- お母さんの証言: 「ケーキをテーブルに置いた後、私は洗濯物を干しに庭に出ました。5分くらいで戻ってきたら、ケーキがなくなっていたの。」
- 部屋の状況: ドアと窓は全て閉まっていました。ケーキがあったテーブルの下には、チョコレートの小さなかけらが落ちていました。
- コナン君の推理: みんなが証言している間、コナン君は部屋の中を注意深く観察していました。そして、あることに気がつきました。
問題
以上の証拠と状況から、チョコレートケーキを盗んだのは誰でしょうか? そして、どのようにしてケーキを盗んだのでしょうか?
解答
犯人: ゲンタ君
トリック:
ゲンタ君は「ケーキを早く食べたくて、ずっとテーブルの周りをウロウロしてた」と言っていますが、これは嘘です。彼はケーキが置かれたタイミングで、こっそりとケーキを隠しました。
- チョコレートのかけら: ゲンタ君がケーキを隠す際に、小さくチョコレートが欠けて落ちたと考えられます。
- 証言の矛盾: ゲンタ君は「誰もケーキを持っていくのを見ていない」と言っていますが、もし本当にテーブルの周りをウロウロしていたなら、他の人がケーキを持っていくのを目撃する可能性が高いはずです。つまり、彼はケーキが消えた時間帯に、テーブルの周りにはいなかったことになります。
- 動機: ゲンタ君は「よだれをゴクリ」と飲み込むほどケーキを食べたがっていました。つまり、他の誰よりもケーキを独り占めしたいという動機があったことになります。
隠し場所の推理:
ゲンタ君がどのようにしてケーキを隠したかは、部屋の状況や証言だけでは断定できません。しかし、例えば以下のような可能性が考えられます。
- 大きな袋: ゲンタ君は事前に用意した大きな袋に、ケーキを丸ごと入れて隠した。
- 庭: お母さんが洗濯物を干しに行っている間に、庭に一時的に隠した。
重要なのは、ゲンタ君の証言の矛盾と、チョコレートのかけらが、彼がケーキを盗んだことを示唆している点です。