2025-08-01 05:25 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠と秘密の晩餐会
【問題】
名高い宝石商、ミスター・ベルベットの邸宅で、夜の晩餐会が開かれました。招待客は、公爵、伯爵夫人、有名な探偵、そして謎めいた東洋のコレクターの4人。豪華な料理が並び、会話も弾む和やかな雰囲気でしたが、食事が終わりデザートが運ばれてきた時、事件が起こりました。
ミスター・ベルベットが大切にしていた王冠が、飾られていた場所から消えていたのです。
ミスター・ベルベットは青ざめ、すぐに部屋のドアを閉め、全員に事情聴取を始めました。
- 公爵: 「私は料理の素晴らしさに感動し、ワインのテイスティングに集中していました。王冠など見ていません。」
- 伯爵夫人: 「あら、大変!私はお隣の公爵と、最近の社交界の噂話に花を咲かせていたの。王冠のことなんて、全く。」
- 探偵: 「私は皆さんの様子を観察していました。特に不審な動きは見られませんでしたが…。」
- 東洋のコレクター: 「私は遠方から参りましたので、少し疲れておりました。静かに料理を味わっていただけです。」
しかし、ミスター・ベルベットは彼らの証言だけでは納得できませんでした。彼は、晩餐会の席順と、各人の飲み物に着目しました。
- 席順は、公爵、伯爵夫人、探偵、東洋のコレクターの順に並んでいました。
- 公爵はワイン、伯爵夫人はシャンパン、探偵は紅茶、東洋のコレクターは水を飲んでいました。
さらに、ミスター・ベルベットは、王冠が消えたとされる時間帯に、ある人物が席を立って部屋の隅にある暖炉の近くに行ったことを思い出しました。その人物は、暖炉の上に飾られた絵画を熱心に見ていたそうです。
以上の情報から、王冠を盗んだのは誰でしょうか?
ヒント
- 各人の証言の信憑性を疑ってみましょう。
- 席順と飲み物の関連性に着目しましょう。
- 暖炉と絵画が、犯人を特定する鍵となります。
解答
犯人は探偵です。
理由:
- 探偵の証言の矛盾: 探偵は「不審な動きは見られなかった」と証言していますが、ミスター・ベルベットは誰かが暖炉の近くに行ったことを覚えています。探偵が暖炉の近くに行ったのであれば、彼の証言は嘘ということになります。
- 席順と飲み物の関連性: 席順は、公爵(ワイン)、伯爵夫人(シャンパン)、探偵(紅茶)、東洋のコレクター(水)の順です。飲み物の頭文字を並べると、「ワシャチャミ」となります。これを逆から読むと「ミチャシャワ」となり、意味はありません。しかし、探偵が犯人だと仮定し、探偵の紅茶を水に置き換えて並べると、公爵(ワイン)、伯爵夫人(シャンパン)、探偵(水)、東洋のコレクター(水)の順となり、飲み物の頭文字は「ワシャスイ」となります。これを逆から読むと「イスヤシャワ」となり、意味はありません。
しかし、探偵が王冠を盗むために席を立ったと仮定すると、以下の可能性が考えられます。
- 探偵は紅茶に睡眠薬を混ぜており、王冠を盗むためにミスター・ベルベットに睡眠薬を飲ませようとしていた。
- 探偵はミスター・ベルベットの目を欺くために、わざとらしく暖炉の絵画を見に行った。
- 暖炉と絵画: 暖炉の上に飾られた絵画は、王冠が隠されるのに最適な場所かもしれません。探偵が暖炉の近くに行ったのは、王冠を盗むためだったと考えられます。
これらのことから、探偵が王冠を盗んだ可能性が最も高いと言えます。