2025-07-30 21:11 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語:
古の王国、エメラルド王国の王室に代々伝わる「暁の王冠」。その王冠は、朝日を浴びると七色に輝き、王国に幸福をもたらすと信じられていました。しかし、今朝、王室の使用人が王冠が安置されていた宝物庫に行くと、王冠が忽然と姿を消していました。
王様は名探偵であるあなたに、王冠の捜索を依頼しました。
手がかり:
- 宝物庫の扉は厳重に施錠されており、鍵は王様だけが持っています。鍵は王様が肌身離さず持っており、誰にも渡していません。
- 宝物庫には、王様、王妃、王子、王女、そして王室の使用人の5人しか入ったことがありません。
- 王様は、「私は今朝、一度も宝物庫に入っていない。」と証言しました。
- 王妃は、「私は、王様が王冠を見に行くのを一度だけ見ました。王様はとても嬉しそうでした。」と証言しました。
- 王子は、「昨日、王女が宝物庫の前で何かを探しているのを見ました。」と証言しました。
- 王女は、「私は、昨日、宝物庫の前で落としてしまったお気に入りの髪飾りを探していました。」と証言しました。
- 王室の使用人は、「最後に王冠を見たのは昨日の夕方で、いつも通り安置されていました。」と証言しました。
- 宝物庫の中には、王冠の台座の周りに、小さな緑色の粉が落ちていました。
- 王室の使用人は、毎日宝物庫の掃除を欠かさない。
問題:
暁の王冠を盗んだのは誰でしょうか?そして、どのようにして盗んだのでしょうか?理由と共に答えてください。
解答
犯人: 王子
盗んだ方法と理由:
王子は、王冠に付着していたエメラルドを削り取って、緑色の粉を作り、王冠を持ち出しました。
理由:
- 王様の証言の矛盾: 王妃は「王様が王冠を見に行くのを見た」と証言していますが、王様は「一度も宝物庫に入っていない」と証言しています。しかし、王様が鍵を持っているため、他の人が王様の許可なく王冠を見ることはできません。これは、王妃が王様の嘘を暴いていることを示唆します。
- 王子の証言の重要性: 王女が宝物庫の前で何かを探していたという王子の証言は、王女が宝物庫に入った可能性を示唆していますが、王女が探していたのは落とし物であるため、王冠を盗む動機には繋がりません。
- 緑色の粉の存在: 宝物庫に残された緑色の粉は、エメラルド王国の「エメラルド」を示唆しており、王冠の一部が削り取られたことを暗示しています。
- 王様の行動: 王様が嘘をついてまで王冠を見ていたことを隠す必要があったのは、王冠の状態に何か問題があったことを知っていたからです。つまり、王冠が盗まれた(もしくは一部が削り取られた)ことを知っていた可能性があります。
上記を総合的に考えると、王子が王冠の一部であるエメラルドを削り取って換金しようとしたか、個人的な理由で持ち出した可能性が高いと考えられます。そして、王様は、王子の犯行を隠蔽しようとしていると考えられます。