2025-07-30 15:13 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の宝石
【物語】
あなたは名探偵。今日はとある王室から緊急の依頼が入った。 「大変です!明日の即位式で使う王冠の宝石が盗まれてしまったのです!」
王室に到着すると、国王、王妃、王子、王女、そして執事が勢ぞろい。 それぞれが事件について証言を始めた。
- 国王:「私は執務室で書類に目を通していた。王冠は金庫に厳重に保管してあるから、まさか盗まれるとは夢にも思わなかった。」
- 王妃:「私は庭でバラの手入れをしていたの。美しいバラを見ている時間が、何よりも心を癒してくれるわ。」
- 王子:「僕は剣の練習をしていたんだ。明日の式典で騎士団を率いるからね。」
- 王女:「私は音楽室でピアノを弾いていたわ。明日の式典で演奏する曲の練習よ。」
- 執事:「私は一日中、館の掃除をしておりました。王冠のことは金庫室の管理担当者に任せており、私は直接関わっておりません。」
あなたは王室のメンバーと執事に話を聞き、金庫室を調べた。金庫は確かに開けられており、王冠から宝石が一つだけなくなっていた。 金庫室の管理担当者は「私は鍵を無くさないように肌身離さず持っていました。盗まれたなんて信じられません。」と証言している。 さらに、あなたは以下の事実を知った。
- 犯人は一人である。
- 犯人は嘘をついている。
- 金庫の鍵は一つしか存在しない。
- 金庫室の管理担当者は、鍵を肌身離さず持っていた。
- 庭にはバラの香りが漂っている。
- 音楽室からはピアノの音が聞こえてくる。
- 執務室には書類が散乱している。
- 剣の練習場には汗の匂いが染み付いている。
あなたは、誰が宝石を盗んだのか、見破ることができるだろうか?
【問題】
上記の証言と事実から、宝石を盗んだ犯人を推理してください。
解答
犯人は王妃です。
【解説】
この問題を解く鍵は、「嘘をついている」人物を特定することです。それぞれの証言を検証してみましょう。
- 国王: 執務室にいたという証言は、書類が散乱しているという事実と矛盾しません。
- 王妃: 庭でバラの手入れをしていたという証言は、庭にバラの香りが漂っているという事実と矛盾しません。
- 王子: 剣の練習をしていたという証言は、剣の練習場に汗の匂いが染み付いているという事実と矛盾しません。
- 王女: 音楽室でピアノを弾いていたという証言は、音楽室からピアノの音が聞こえてくるという事実と矛盾しません。
- 執事: 館の掃除をしていたという証言は、特に矛盾する事実はありません。金庫室の管理担当者が別にいることも証言と一致します。
しかし、王妃の証言には矛盾があります。バラの手入れをしていたという証言は、庭にバラの香りが漂っているという事実と矛盾しませんが、庭にいたことを証明する事実がありません。 つまり、王妃は「庭でバラの手入れをしていた」というアリバイを偽っていると考えられます。
したがって、宝石を盗んだ犯人は王妃であると推理できます。