2025-07-27 01:06 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の行方
物語
ある小さな国の王室で、代々受け継がれてきた大切な王冠が盗まれてしまいました。王室は優秀な探偵であるあなたに、王冠の捜索を依頼しました。
盗まれたのは昨夜。王冠が保管されていた宝物庫は厳重に施錠されており、こじ開けられた形跡はありません。しかし、宝物庫に繋がる通路には、3人の人物が出入りした記録が残っています。
- 庭師のジョージ:毎日庭の手入れをしており、昨日は夕方まで庭にいました。
- 料理人のマリア:王室の食事を作るのが仕事で、昨夜は夜食の準備で遅くまで厨房にいました。
- 王子のエドワード:最近、財政難で悩んでおり、王冠を担保にお金を借りようとしていたという噂があります。
さらに、あなたは以下の証言を得ました。
- 庭師ジョージ:「昨日は一日中、庭の手入れをしていました。夕方、宝物庫の近くを通った時、王子のエドワードが宝物庫から出てくるのを見ました。」
- 料理人マリア:「昨夜は夜食の準備で忙しく、宝物庫には近づいていません。ただ、庭師のジョージが夜遅くに厨房に来て、何かを隠しているようでした。」
- 王子エドワード:「私は昨夜、宝物庫には近づいていません。庭師のジョージが私を陥れようとしているだけです。料理人のマリアは、最近様子がおかしいので、彼女が怪しいと思っています。」
しかし、あなたは3人の証言のうち、1人だけが嘘をついていることに気が付きました。
問題
論理的に考えて、王冠を盗んだのは誰でしょうか?
解答
まず、それぞれの証言を整理します。
- ジョージ:エドワードが宝物庫から出てくるのを見た。
- マリア:ジョージが何かを隠している。
- エドワード:ジョージが陥れようとしている。マリアが怪しい。
ここで、エドワードが嘘をついていると仮定してみましょう。
もしエドワードが嘘をついているなら、彼は宝物庫に行った可能性があり、ジョージが陥れようとしているというのも嘘になります。しかし、ジョージが陥れようとしていないならば、ジョージの証言は真実である必要はなく、エドワードを見たという証言も嘘である可能性があります。また、マリアが怪しいというのも嘘なので、マリアは怪しくないということになります。
次に、マリアが嘘をついていると仮定してみましょう。
もしマリアが嘘をついているなら、ジョージが何かを隠しているというのは嘘になります。しかし、ジョージが何も隠していないならば、ジョージの証言が真実である可能性は高まります。エドワードの証言は、マリアが嘘をついていることと矛盾しません。
最後に、ジョージが嘘をついていると仮定してみましょう。
もしジョージが嘘をついているなら、エドワードが宝物庫から出てくるのを見たというのは嘘になります。この場合、エドワードは宝物庫に行っていない可能性が高まります。そして、マリアとエドワードの証言が互いに矛盾しなくなるため、どちらかが真実を語っている可能性が高まります。
ここで重要なのは、「1人だけが嘘をついている」という点です。
ジョージが嘘をついている場合、エドワードは宝物庫に行っていない可能性が高く、マリアとエドワードの証言が矛盾しなくなるため、どちらかが真実を語っている可能性が高まります。
しかし、マリアとエドワードがお互いを庇うような証言をしているわけではないので、両方が真実を語っていると仮定すると、ジョージだけが嘘をついている状況が最も自然です。
したがって、ジョージが嘘をついていると考えられます。
もしジョージが嘘をついているなら、エドワードは宝物庫から出てくるのを見ていないので、ジョージが宝物庫に入り、王冠を盗んだ可能性が最も高いと考えられます。
結論:王冠を盗んだのは庭師のジョージである。