2025-07-26 16:13 の謎
毎日謎解き:消えたケーキの謎
ある日、名探偵コナンのもとに、パティシエの卵である少女、アリスから依頼が舞い込んだ。
「大変なんです! 明日のコンテストに出す予定だった、世界一美しいケーキが消えてしまったんです!」
アリスによると、ケーキは厳重に保管された冷蔵室の中にあり、鍵はアリス自身が持っていた。冷蔵室には、アリスのほかに、職人のボブ、アルバイトのキャシーの3人しか入ることができない。
アリスは朝からケーキの仕上げをしており、昼食休憩に入るときに、完成したケーキを冷蔵室に入れた。その時、ボブはオーブンの前に、キャシーは洗い場の前にいたという。
昼食後、アリスが冷蔵室に行くと、ケーキは跡形もなく消えていた。冷蔵室の鍵は閉まっており、こじ開けられた形跡もない。
アリスは泣きながら言った。「ボブとキャシーに聞いても、誰もケーキを持ち出した覚えはないって言うんです。でも、他に誰も冷蔵室に入れるはずがないのに…」
あなたは名探偵コナンだ。アリスの話を聞き、以下の3つの証言を得た。
- アリス:「私は昼食休憩の間、ずっと食堂にいました。誰とも話していません。」
- ボブ:「私は昼食休憩の間、新しいレシピを考えていました。ずっとオーブンの前にいたので、誰とも会っていません。」
- キャシー:「私は昼食休憩の間、ずっと洗い場で食器を洗っていました。洗い場は食堂の隣なので、アリスさんが食堂にいるのを見ました。」
冷蔵室には小さな窓があり、そこから中を覗くことができる。しかし、窓は非常に小さく、ケーキ全体を見ることはできない。
さて、ケーキを盗んだのは誰だろうか? そして、どのようにしてケーキを盗み出したのだろうか?
解答
ケーキを盗んだのはボブです。
理由
キャシーの証言に矛盾があります。
- キャシーは「洗い場は食堂の隣なので、アリスさんが食堂にいるのを見ました。」と言っています。
- アリスは「昼食休憩の間、ずっと食堂にいました。誰とも話していません。」と言っています。
- ボブは「昼食休憩の間、新しいレシピを考えていました。ずっとオーブンの前にいたので、誰とも会っていません。」と言っています。
もしキャシーがアリスを見たのなら、アリスは誰かと話していることになります。しかしアリスは誰とも話していないので、キャシーの証言は嘘になります。
つまり、キャシーは洗い場にはおらず、冷蔵室に侵入する機会があったことになります。
では、なぜボブが犯人なのでしょうか?
冷蔵室の窓が小さいという情報が重要です。ケーキ全体を見ることはできませんが、一部を見ることはできます。
ボブは「私は昼食休憩の間、新しいレシピを考えていました。ずっとオーブンの前にいたので、誰とも会っていません。」と言っています。しかし、オーブンは高温になるため、オーブンの前にずっといることは考えにくいです。
ボブはオーブンの前にいながら、冷蔵室の窓からケーキを確認し、盗む計画を立てていたと考えられます。
盗み方
- ボブは昼食休憩中に、アリスとキャシーが食堂に向かった隙を見て、冷蔵室の窓からケーキの種類と大きさを確認しました。
- ボブは、アリスがケーキを冷蔵室に入れた後、アリスが食堂に向かったのを確認して、鍵をこっそり盗み、冷蔵室に入ってケーキを盗みました。
- ケーキを盗んだ後、ボブは鍵を元に戻し、自分がオーブンの前にいたというアリバイを作りました。
- キャシーはアリバイ作りのために、アリスを見たと嘘の証言をしました。
- ケーキは、ボブが隠し持っていた大きなバッグに入れて持ち出されたと考えられます。
補足
冷蔵室のこじ開けられた形跡がないこと、鍵をアリスが持っていたことはミスリードです。 冷蔵室の窓からケーキを確認したことは、ケーキを盗む計画を立てる上で重要な情報となります。