2025-07-24 18:17 の謎
謎解き問題:消えたケーキの謎
ストーリー:
今日は待ちに待ったお誕生日会!小学生探偵の君は、親友の誕生日を祝うために、腕によりをかけてチョコレートケーキを作りました。しかし、飾り付けも終わり、さあ、パーティーを始めよう!と思った瞬間、ケーキが消えていることに気が付きました。
部屋にいたのは、君を含めて4人。親友のサトシ君、いつも冷静なユミさん、そして少しドジなタケシ君です。 4人はそれぞれ、以下のように証言しました。
- サトシ君: 「僕はプレゼントの準備で、ずっと自分の部屋にいたよ。ケーキがなくなった時は、みんなと一緒にケーキがあるはずのテーブルの前にいたんだ。」
- ユミさん: 「私は飾り付けが終わった後、飲み物を冷蔵庫から出していたわ。ケーキがなくなったときは、タケシ君とサトシ君がテーブルの前にいて、あなたは少し離れたところにいたわね。」
- タケシ君: 「えっと…僕は、ユミさんと一緒に飲み物を取りに行ったような…? あ、でも、ケーキがなくなったときは、サトシと目の前にいた気がする!」
- 君(探偵): 「私は、みんながケーキの周りに集まっているのを確認した後、最後に飾り付けがきちんとできているか少し離れた所から確認していたんだ。」
部屋には、ケーキを運ぶことができるのは4人だけで、窓やドアは全て閉まっていました。 また、部屋にはケーキを持ち出せるような大きなカバンや箱はありません。 4人の証言をよく聞き、誰がケーキを隠したのか、論理的に推理してください。 犯人は1人です。
解答
まず、それぞれの証言を整理してみましょう。
- サトシ君: プレゼントの準備をしていた。ケーキがなくなったときは、みんなとテーブルの前にいた。
- ユミさん: 飲み物を冷蔵庫から出していた。ケーキがなくなったときは、タケシ君とサトシ君がテーブルの前にいて、探偵は少し離れたところにいた。
- タケシ君: ユミさんと一緒に飲み物を取りに行ったような気がする。ケーキがなくなったときは、サトシと目の前にいた気がする。
- 探偵: みんながケーキの周りに集まっているのを確認した後、最後に飾り付けがきちんとできているか少し離れた所から確認していた。
ここで注目すべきは、タケシ君の証言です。「ユミさんと一緒に飲み物を取りに行ったような…? あ、でも、ケーキがなくなったときは、サトシと目の前にいた気がする!」という部分は、曖昧で矛盾しています。
もし本当にユミさんと一緒に飲み物を取りに行っていたのなら、「ケーキがなくなったときは、サトシと目の前にいた気がする」という証言はおかしいことになります。なぜなら飲み物を取に行っていたのならケーキの前にいるはずがないからです。 また、ユミさんの証言ではケーキがなくなったときタケシ君とサトシ君がテーブルの前にいたと言っているので、タケシ君はユミさんと飲み物を取りに行っていたことはないと考えられます。
ユミさんとサトシ君、探偵の証言には矛盾がありません。 そして、サトシ君は自分の部屋にいたと証言しており、ユミさんもケーキがなくなったときは、サトシ君がテーブルの前にいたと言っているので、サトシ君がケーキを隠せるタイミングはありませんでした。
したがって、矛盾した証言をしているのはタケシ君だけです。
結論:
ケーキを隠したのはタケシ君です。