2025-07-21 20:13 の謎

毎日謎解き:消えた宝石の行方

ある日、博物館の館長室で事件が起こりました。

館長室には、厳重にロックされた展示ケースがあり、その中には「暁の星」と呼ばれる、非常に高価なルビーが展示されていました。しかし、朝、館長が部屋に入ると、展示ケースは無傷のまま、ルビーだけが消えていたのです。

警察が現場検証を行ったところ、以下の事実が判明しました。

  1. 館長室のドアは内側から鍵がかかっており、窓も全て閉まっていました。
  2. 展示ケースのロックも壊されておらず、ピッキングされた形跡もありませんでした。
  3. 館長室には、館長、警備員のA、警備員のB、清掃員のCの4人しか出入りしていません。
  4. 監視カメラの映像には、4人全員がそれぞれ決められた時間に出入りしている様子が記録されていました。不審な人物は映っていません。
  5. 4人はそれぞれ以下のように証言しています。

警察は、4人の証言と現場の状況から、犯人はこの4人の中にいると断定しました。

さて、暁の星を盗んだ犯人は誰でしょうか?そして、どのようにして盗んだのでしょうか? 犯行の方法も推理してください。

解答

犯人:館長

犯行方法:

館長は、自分が退社する際にルビーを盗み、その後、展示ケースを元に戻しました。展示ケースのロックは、館長しか持っていない特別な鍵で開閉できるため、ピッキングの痕跡は残りません。

清掃員のCが「朝7時から8時まで館長室を清掃した。その時はまだルビーはありました。」と証言していますが、館長が9時に出勤するまでの間、館長室には誰も入っていません。つまり、ルビーが消えたのはCの証言後から館長が出勤するまでの間となります。犯行を行う時間的余裕があるのは、館長だけです。