2025-07-21 13:33 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:古書店と秘密の暗号
物語
あなたは古書店「言の葉堂」の店主だ。店は街の片隅にひっそりと佇み、古くからの常連客に愛されている。ある日、いつものように開店準備をしていると、店の前に古びた木箱が置かれているのを見つけた。中には、一冊の古い日記と、奇妙な模様が描かれた金属製のプレートが入っていた。
日記を開くと、最初のページにはこう書かれていた。
「この日記は、私の秘密を隠すための鍵となる。もしこれを手にした者がいれば、私の遺した謎を解き明かしてほしい。暗号は、言の葉堂に眠る。」
日記を読み進めると、暗号を解くためのヒントが散りばめられていることがわかる。しかし、日記のほとんどは判読不能な文字で埋め尽くされていた。手がかりとなりそうなのは、以下の記述だけだ。
- 「最初の文字は、店で最も古い本のページ数を示す」
- 「二番目の文字は、店で一番新しい本の著者の名前の画数を示す」
- 「三番目の文字は、店の住所の番地を数字に変換した時の画数を示す」
あなたは店の中を調べ、日記のヒントを元に暗号を解読することにした。
問題
- 言の葉堂で最も古い本は、1872年に出版されたもので、384ページある。
- 言の葉堂で一番新しい本は、2023年に出版されたミステリー小説で、著者は「鈴木一郎」である。
- 言の葉堂の住所は「言の葉町二丁目3番地5号」である。
金属プレートに刻まれた模様は、いくつかのアルファベットが組み合わさったもののようだが、順番がバラバラになっている。上記のヒントを元に、金属プレートに隠されたメッセージを解読せよ。
金属プレートの模様
K I O
A T H
U
解答
まず、日記のヒントを元に、暗号の各文字に対応する数字を特定します。
- 最初の文字: 最も古い本のページ数は384ページなので、「384」
- 二番目の文字: 一番新しい本の著者は「鈴木一郎」であり、画数はそれぞれ「鈴木」が13画、「一郎」が1画で、合計14画なので、「14」
- 三番目の文字: 言の葉堂の住所は「言の葉町二丁目3番地5号」です。「二」は2画、「三」は3画、「五」は4画なので、「2」「3」「4」を足して「9」
したがって、暗号の数字は「384」「14」「9」となります。
次に、金属プレートの模様とこれらの数字を組み合わせて考えます。プレートにはアルファベットが並んでおり、数字の数だけアルファベットを順番に読むと、メッセージが浮かび上がります。
- 384 → 3番目の「O」、8番目の「T」、4番目の「A」
- 14 → 1番目の「K」、4番目の「A」
- 9 → 9番目の「U」
これらの文字を順番に並べると、「OTA」「KA」「U」となります。これを並び替えて文章にすると、「KATA U OTA」となり、意味のある言葉になりません。 ここで発想の転換が必要です。384,14,9を全て足すと407となります。 左上のKから右に向かって数えて407番目の文字を見ていきましょう。
K(1),I(2),O(3),A(4),T(5),H(6),U(7)と数えて行くと、7文字でループすることがわかります。 407を7で割ると58余り1。つまりKから右に1つ進んだ文字が答えの1文字目となります。
同様に2文字目は14を7で割ると2余り0なので、左から数えて7文字目。つまりUが2文字目となります。 3文字目は9を7で割ると1余り2なので、左から数えて2文字目。つまりIが3文字目となります。
これらの文字を順番に並べると、「K」「U」「I」となります。これを並び替えて文章にすると、「IKU」となります。
したがって、金属プレートに隠されたメッセージは「IKU(行く)」です。