2025-07-20 17:09 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
あなたは、歴史ある小さな国の名探偵。ある日、王室から緊急の依頼が舞い込みました。明日の戴冠式で使用されるはずの王冠が、厳重に警備された宝物庫から消えてしまったのです!
宝物庫には、王、王妃、王子、王女、そして執事の5人しか立ち入ることができません。あなたは5人から話を聞き、手がかりを集めることにしました。
証言
- 王:「私は戴冠式の準備で忙しく、王冠を確認した後、すぐに自分の執務室に戻った。最後に見たのは、間違いなく執事の目の前だ。」
- 王妃:「私は王冠の美しさに目を奪われて、しばらく見とれていました。その後、王子と王女に呼ばれ、一緒に庭へ向かいましたわ。」
- 王子:「私は王女と一緒に、母上(王妃)を庭に誘っただけです。王冠には全く興味がありません。」
- 王女:「兄(王子)と一緒に母上を誘ったのは事実です。宝物庫にはほとんど入っていません。」
- 執事:「私は王様の指示で、王冠を元の場所に戻しました。その後、鍵をかけ、王様に報告しました。」
手がかり
- 宝物庫の鍵は、常に執事が保管しています。
- 宝物庫には、他に侵入者はいないことが確認されています。
- 王冠は、かなり重く、一人で持ち運ぶには苦労する大きさです。
- 監視カメラの映像には、全員が証言通りの時間帯に宝物庫に出入りしている様子が映っています。しかし、映像には死角があり、王冠が消えた瞬間は映っていません。
- 宝物庫の中には、5人以外の指紋は検出されませんでした。
問題
上記の証言と手がかりから、王冠を盗んだのは誰でしょうか?そして、どのようにして王冠を盗み出すことができたのでしょうか?
解答
犯人:王
方法:
王が王冠を確認した後、執事に王冠を元の場所に戻させたのは事実です。しかし、王は執事が鍵をかけた後、こっそりと宝物庫に戻り、王冠を持ち出したと考えられます。
理由:
- 王の証言の曖昧さ: 王は「最後に見たのは、間違いなく執事の目の前だ」と言っていますが、これは執事が王冠を元の場所に戻すのを見たという意味であり、王がその後に王冠を持ち出していないとは言っていません。
- 執事の証言の信憑性: 執事は鍵をかけ、王に報告したと証言しており、鍵を持っていることから侵入者はいないという手がかりとも矛盾しません。
- 動機の可能性: 王は戴冠式の準備で忙しいと言っていますが、本当に忙しいのであれば、王冠の場所を細かく確認する必要はないはずです。何か別の目的があった可能性が考えられます。例えば、王冠を隠して戴冠式を延期させようとしていた、あるいは、王冠を別のものとすり替えようとしていた、などの動機が考えられます。
- 物理的な可能性: 王冠が重いという点は、王であれば持ち運びが不可能ではないことを示唆しています。
他の人物が犯人である可能性を排除します。
- 王妃、王子、王女: 3人はアリバイがあり、共謀して王冠を持ち出す時間的な余裕はありません。
- 執事: 鍵を持っているため、盗むことは容易ですが、王に報告していることから、王を欺く必要性がないため、動機が薄弱です。
以上のことから、王が王冠を盗んだ犯人である可能性が最も高いと言えます。