2025-07-19 16:13 の謎
毎日楽しめる謎解き問題集
第1問:消えた宝石
とある博物館で、展示されていた貴重な宝石「星の涙」が盗まれました。警察はすぐに捜査を開始しましたが、犯人は巧妙に痕跡を消し去り、手がかりはほとんどありません。
しかし、監視カメラの映像を詳細に分析した結果、奇妙なことに気づきました。宝石が消えた時間帯に、展示室の照明が一瞬だけ完全に消灯していたのです。
さらに、以下の証言が得られました。
- 警備員A:「その時間帯は、展示室の外で巡回していました。特に変わったことは何もありませんでした。」
- 警備員B:「私は監視室でモニターを見ていましたが、停電があったとは気づきませんでした。モニターは非常電源で動いているので。」
- 清掃員C:「展示室の掃除を終えて、休憩室に戻ったところでした。停電があったかどうかはわかりません。」
宝石は厳重に施錠されたケースの中にありましたが、ケース自体に破壊された形跡はありません。犯人はどのようにして宝石を盗み出したのでしょうか?
第2問:奇妙な手紙
あなたは探偵です。依頼人であるミスターXから、奇妙な手紙の解読を依頼されました。手紙には、以下のような文章が書かれていました。
「3日後、太陽が最も高きに昇る時、古の時計台の下で待つ。勇気ある者のみ、真実への扉を開くことができるだろう。ただし、北を5歩、東を3歩進むべし。だが、その前に、己の影を見よ。」
ミスターXは、最近になって亡くなった祖父からこの手紙を受け取ったそうです。祖父は有名な冒険家であり、隠された財宝のありかを示しているのではないかと考えています。
あなたは手紙の指示に従い、古の時計台に向かいました。しかし、そこには財宝はおろか、何も見当たりません。手紙のどこかに、隠されたメッセージが隠されているはずです。
手紙に隠されたメッセージを解読し、財宝のありかを特定してください。
第3問:嘘つき村の謎
あなたは旅の途中で、奇妙な村に迷い込みました。この村の住人は全員が嘘つきか正直者のどちらかで、見た目では区別がつきません。
村を案内してくれている村人に、あなたは尋ねました。 「あなたは正直者ですか?」 すると、村人は何やらもごもごと口ごもり、何を言っているのか聞き取れません。
そこに別の村人が通りかかりました。あなたは通りかかった村人に尋ねます。 「今、彼(最初に尋ねた村人)は何と言いましたか?」 すると、通りかかった村人は「彼は自分が正直者だと言いました」と答えました。
さて、最初にあなたに村の案内をしている村人は、正直者でしょうか?嘘つきでしょうか?
解答
第1問:消えた宝石
犯人は、照明が消灯した瞬間に、あらかじめ用意していたダミーの宝石と本物の宝石をすり替えた。
解説:
- ケースが破壊されていないため、鍵を開けるか、ケースを巧妙にすり抜ける必要があった。
- 警備員Aが巡回していたため、正面からの侵入は難しい。
- 停電が一瞬であったため、警備員Bが気づかなかった可能性が高い。
- 清掃員Cは休憩室にいたため、停電を知らない。
- 停電を利用して宝石をすり替えることで、短時間で証拠を残さずに犯行が可能になる。
第2問:奇妙な手紙
財宝のありかは、時計台の文字盤である。
解説:
- 「太陽が最も高きに昇る時」は、正午を意味する。
- 「古の時計台」は、時計の文字盤を連想させる。
- 「北を5歩、東を3歩進むべし」は、文字盤の数字に対応する。
- 「己の影を見よ」は、時計の針(影)を指す。
- 正午に文字盤の影が指す位置を読み解くと、5時3分を指していることがわかる。
第3問:嘘つき村の謎
最初にあなたに村の案内をしている村人は嘘つきである。
解説:
この問題は、間接的な言い方を利用した論理パズルです。
- もし最初に尋ねた村人が正直者だった場合、彼は「はい」と答えるはずです。
- もし最初に尋ねた村人が嘘つきだった場合、彼は嘘をついて「はい」と答えるはずです。
- つまり、正直者でも嘘つきでも、彼が答える言葉は「はい」になるはずなのです。
- しかし、通りがかった村人は、最初に尋ねた村人が「正直者だと言った」と答えています。
- これは、通りがかった村人も嘘をついていることを意味します。
- 通りがかった村人が嘘をついているということは、最初に尋ねた村人も嘘つきであるということになります。