2025-07-19 12:21 の謎

毎日謎解き：消えた宝石の行方

【物語】

名探偵であるあなたは、ある日、大富豪のミスター・スミスの屋敷に招かれました。ミスター・スミスは青い顔をして、こう訴えます。

「大変なんです！私のコレクションの中でも最も価値のある『ブルー・ムーン』という宝石が、今朝起きたら無くなっていたんです！屋敷の者は誰も出入りしていません。どうか、この私を助けてください！」

あなたは早速、現場となった宝石の保管庫を調べました。保管庫の扉は厳重に施錠されており、壊された形跡はありません。部屋には、ミスター・スミス、執事のジョン、メイドのマリーの３人しか入室していません。３人はそれぞれ、以下のように証言しています。

ミスター・スミス: 「昨夜は疲れていたので、宝石を確認した後すぐに寝ました。朝起きたら宝石が無くなっていたんです。鍵はいつも私が持っています。」
執事のジョン: 「昨夜は夜遅くまで、書斎でミスター・スミスの書類整理をしておりました。保管庫には近づいておりません。」
メイドのマリー: 「昨夜は台所で食器の後片付けをしておりました。保管庫には行っておりません。ただ、朝食の準備でミスター・スミスの部屋に行った際、鍵が見当たらなかったので、少し探しました。」

あなたは３人の証言を元に、犯人を突き止めることにしました。しかし、３人のうち１人は嘘をついているようです。

【問題】

犯人は誰でしょうか？そして、なぜそう考えたのかを説明してください。

犯人：メイドのマリー

理由：

鍵の矛盾： ミスター・スミスが「鍵はいつも私が持っています」と証言しているにも関わらず、マリーが「朝食の準備でミスター・スミスの部屋に行った際、鍵が見当たらなかったので、少し探しました」と証言している点が矛盾します。
鍵の入手可能性： マリーの証言が正しければ、鍵はミスター・スミスの部屋に置かれていたことになります。つまり、マリーは保管庫の鍵を手に入れる機会があったことになります。
その他の可能性の排除：
- ミスター・スミスが嘘をついている場合、自分が犯人である可能性が高くなりますが、通常、自分の罪を告白するような証言はしません。
- 執事のジョンは、書類整理をしていたと証言しており、アリバイがあります。また、鍵の存在についても言及していません。
結論： 以上のことから、メイドのマリーが嘘をついており、宝石を盗んだ犯人である可能性が最も高いと考えられます。彼女は朝食の準備中に鍵を見つけ、宝石を盗んでから鍵を元の場所に戻した可能性があります。